補充A 準動詞(2) 裏

C
327 Computers are used primarily to calculate answers and (to) process data.
「コンピュータは主に解答の計算と情報の処理に使われる。」

* これは and がポイント。 are used「使われる」に続いて、「〜するために」という目的が2つあるのです。
なので  are used to calculate answers 
                           and  (to) process data   というわけです。to はあった方が意味が
はっきりしますが、書かなくても文法的には問題ありません。

328 When comparing the body language of North and South Americans, 
we find more differences than similarities.  For example, Northe Americans 
do not prolong eye contact during a conversation, whereas South Americans do.
「北米人と南米人の身振り言語を比べると、類似点よりも相違点の方が多い。
例えば、北米人は会話中にあまり長い間見つめ合わないが、南米人は長く見つめ合う。」
なんか一学期に「メイクアセント」でやったような文ですね・・・。

*  ポイントは主語。比べている人は we なので、受け身の compared ではおかしい。
--> When we compare the body language が元文になります。で、分詞構文なの
ですが、when という接続詞が残っている変則バージョンです。
文全体の主語自体が何かと比べられていれば、
Compared to Americans, Japanese people are rather shy. のように過去分詞です。

D
329 I am not such a fool as to believe what he say.

* so 形容詞・副詞 as to do の兄弟で、such 名詞 as to do「〜するような名詞」
ちなみに a fool は「馬鹿な・愚かな」と形容詞で訳されますが、英語的には
「名詞」なので間違えないように。同様に fun もそうです。「おもしろい」と
これまた形容詞で訳されることが多いですが、名詞です。だから強調するときには
 very fun というのは間違いで、much fun「たくさんの楽しみ」と書きます。
 
330 Please refrain from bringing food or drink into the classroom.

* refrain from doing「〜することを慎む・控える」avoid doing とほぼ一緒。

331 I sometimes prefer being alone to being with my friends.

* 先回の「ファースト・ネーム」の問題文でやりました。
prefer doing1 to doing2「2するより1したい」で、後半が to doing になるパターンです。

E
332 It is quite unsual to see him up this early in the morning.

*英文の直訳は「彼が起きているのを見るのは〜」となっています。
で、to see him up なんですが、知覚構文の変形パターンです。
see 人 形容詞 の形になっています。形容詞の up を辞書で引くと「起きている」と
実は載っているんです。wake up や get up は使えないかというと、これらは
「目覚める・起きる」と「動作・変化」を表しているので、「起きている」という
状態の意味には使えないわけです。細かい!

333 It is to be regretted that things should have come to this.

* It is to be regretted that SV「〜のことは遺憾である(悔やまれる)」
なんか政治家の答弁みたいですが。be to 不定詞の「当然」の用法でもあります。 

334 Judging from the way he speaks, I'm sure he is not a native of Osaka.

* 分詞構文の慣用表現 judging from 名詞「〜から判断して」です。
ちなみに関西人は標準語のアクセントを完璧に模倣できますが、東京の人間は
関西アクセントを完璧に模倣できないと言われています。なぜだろう?

335 This picture is by no means worth buying.

* be worth doing「〜する価値がある」  
* by no means「絶対〜ない」ついでにその反対の by all means「必ず〜だ」もセットで。 

336 Robert had no friends to talk with about the matter.   

* any 不要:not ~ any = no という関係 

337 That is too serious a fault to overlook.

* such 不要 日本語と選択肢を見ているとなんとなく such ~ that という
雰囲気もありますが、それで書くと、
That is such a serious fault that we cannot overlook it.ってところで、
選択肢だけでは完成できません。

で、too ~ to do を使うのですが、ここでは更に語順の問題で気をつけたい点が。
普通は too 形容詞 to do なのですが、ここに名詞を入れると、
too 形容詞 a 名詞 to do と、かなり気持ち悪い語順になります( a too 形 名 としたいよね?)。
気持ち悪くても、これが正しいって言うんだからしょうがねーなーってとこです。

これのパターンで、This is so beautiful a place ~ のように、強調の so でも
同じように so 形容詞 a 名詞 になります。うーん、大変だ。

338 I saw Mary standing there with her hair waving in the wind.

* see 人 doing の知覚構文はいいとして、後半の with 名詞 [いろいろ(現在分詞)]。
「髪の毛」って「自分の意志」で「なびく」の?英語ではどうもそう考えるらしい。
というわけで ing になります。

339 He left his hometown never to return there.

* ああ、シンプルな問題。結果の不定詞の定番 never to return です。
「でかけたっきりもどらない」

340 Please be careful not to break any traffic rules.

* これまたシンプルな目的を表す to 不定詞。否定形ですから not to do になります。

341 People today cannot help living with their eyes on the clock.

* とりあえず cannot help doing は問題ないですね。で、後半ですが
with 名詞 [いろいろ(前置詞句)] 今回初登場かな、前置詞句です。
本来英語では on は「上」でなく「接触」を意味しています。
「目(視線)」を「時計」に「ひっつけた(固定した)状態で」が直訳になります。

342 I read the newspaper over and over again searching for clues.  

* 文末の分詞構文。「〜しながら」と同時進行の意味です。

343 I woke up to find that I had missed my stop.

* 結果の不定詞の定番 wake up to find「起きてみたら〜だった」
* my stop は「私の降りるはずの停留所」です。

344 I'd like to have this film developed by tomorrow.

* S have Sの持ち物 過去分詞「〜してもらう」です。
develop はふつう「開発する・発展させる」ですが、「写真」とからむと「現像する」となります。

345 On turning the corner, we found that path blocked by a big rock. 

* on doing「〜してすぐに」この問題の日本語では「すぐに」とははっきり書いてないですが。
* 文の後半は find を基準として V O C の第五文型で、C が過去分詞です。

講座でも言いましたが、この問題文の日本語が「〜ふさがれていた。」で止まってるのに、
英語は found that path blocked と「ふさがれているのに気づいた」ですね。
この問題は、並べ替えだからいいんですが、なんの設定もないガチンコの和文英訳で
みなさんはこの [find / found] をひねり出せるかな?私が今まで見てきた感じで
言うと、この問題文のように「調べてみたらこうなっていた」という展開の文の
場合、後半部分で find を使った英文を「正解」としている例が多いです。
なかなか難しいけど、ちょっと頭の隅に置いておくといいかも。

346 There was more rain today in the Midlands, this making the third straight
 day of heavy rainfall.

* 文の後半に書く分詞構文で、主語も違います。文の後半の分詞構文は
後ろから「〜しながら」と訳すか、前から「そして〜する」のいずれか。この文で
は前から攻めるパターンですね。普通の節で書くと、
-->  There was more rain today in the Midlands, and this made the third straight 
day of heavy rainfall.  となります。this は前半の文を丸ごと受けています。

347 There appears to have been no widespread damage.

* appear は、今日講座でやった show up = turn up = appear 「出現する・顔を出す(ちーっす)」
以外に、appear = seem「〜のようです」の使い方があります。

この文から appear を抜くと There was no widespread damage.  で、また入れると、

It appears that there was no widespread damage.
--> There appears to have been no widespread damage.  ということです。

seem の使い方と同じですね。appear / was と時制がずれているので to have been
となっています。

----------------------------------------------
home
補充A・準動詞(2)表 補充A・準動詞(2)裏 補充B・準動詞(2)表