演習 分詞(2) [最頻出]

023 [Being] Seen from the plane, the islands were very pretty.  「飛行機から見ると(見られると)、その島はとてもかわいい。」
この問題は日本語がありませんが、日本語が付いているときは特に「〜する・される」に注意。
分詞構文では基本的に主語は前後で同じですので、この場合は「島」です。


024 Talking of Mr.Tanaka, have you seen him lately?  
「田中さんと言えば、最近彼を見ましたか。」
慣用表現です。 talking of ~:「〜と言えば」

    There being no bus service in the town, they had to use a taxi.
「その町にはバス路線がないので、タクシーを使わなければならなかった。」
主語が前と後ろで違う分詞構文。--> As there was no bus service, they had to use a taxi.

A
01 That being the case, I had little to say at that moment.  
「そんな事情だったので、その時私はほとんど何も言うことがなかった。」
主語が前と後ろで違う分詞構文。--> As that was the case, I had ~..

02 The little boy came to my house this morning, crying.  「今朝その少年は泣きながら私の家へ来た。」
なんとなく中途半端にぶらさがった感じがしますが、文の後半に置く分詞構文は
「〜しながら」と同時進行で訳すか、前から「そして〜する」と時間経過という感じで
訳すかのどちらかです。文脈で判断。

03 Liking children the way she does, Sue should become a teacher.  
「あのように子供を好きなので、スーは先生になるべきだ。」
分詞構文自体は最も単純なパターンで、--> As she like children ~ なのですが、
the way she does の意味が取りにくいので、それで手詰まりになってしまうかも。
直訳は「彼女が(今)やっている方法で」です。で、意訳をすると「あのように・現状があのようなので」となります。
ちょっと直訳→意訳が飛びすぎて分からないかな?個別に質問してください。

04 Having done my homework, I was finally able to watch television. 
 「宿題が終わったので・終えてから、ようやくテレビを見ることができた。」
なんか切実な問題文ですが。「宿題終了」→「テレビ!」と時間がずれているので
having done を選びます。As / After I had done my homework, I was ~.

05 My car, having been painted and polished, looks as if it were a new.
「私の車は、塗装され磨かれたので、新品同様に見える。」
文中の分詞構文の意味は、文頭の場合とほぼ同じです。訳の時は、英語同様、文中に乱入させる感じで出すとよいでしょう。
「車」は「塗装される」→受け身、「塗装」した後で「新品同様」と時間がずれています。というわけで、受け身の完了形の分詞にします。

06 Not knowing what to say, I remained silent.  
「何を言っていいか分からなかったので、黙っていた。」それが賢明でしょう。
分詞構文自体は、一番単純なもの。ただし否定形です。not を先に。

07 The speaker, not having heard the bell, kept on speaking.
「講演者(話し手)は、ベルが聞こえなかった(聞かなかった)ので、そのまま話し続けた。」
「ベル聞き逃し」→「話をやめないまま」と時間のずれ考えて、選択します。

08 While standing in front of the bookstore, I ws vaguely aware of someone beside me.
 「本屋の前に立っている間、私は誰かがそばにいるような気がしていた(そばにいる誰かをぼんやり意識した)。」
うーん、ストーカーの話か?いずれにしても怪しい問題文である。
この問題文の文法的解釈は二通りで、一つは、接続詞を意図的に残したままの分詞構文(そんなのあり?ってとこですが、まれにあります。)、
もう一つは while (I was) standing のように[主語 be]の省略 と見るものです。いずれにせよ日本語訳は変わりません。

09 (Being) unable to control herself, she broke into tears.  「自制心をなくして、彼女はわっと泣き出した。」
受け身の分詞構文で being の省略ありという規則がありますが、受け身に限らすどんな場合でも
分詞構文では being は省略できます。この文では結果として unable という形容詞から始められた形になっています。
わかりにくいですね。でも、この省略は長文などでも時々見ます。注意。

10 When taking drugs, follow the directions on the bottle carefully.  
「薬を飲むときは、瓶に書いてある指示に注意深く従いなさい。」
二つ前の8に同じ。接続詞が意図的に残されている分詞構文。残す意図は、意味をはっきりさせるため。
そう、完璧な形の分詞構文ってのは、実はネイティブにとっても「あいまい」なので、こんなこと(接続詞を残す)が起きるのです。めんどくさいことするね。

11 All things considered, he did well.
「全てを考慮すれば、彼はよくやった。」
慣用表現です。all things considered:「全てを考慮すると(全てが考慮されると)」--> When all things were considered
ほぼ同意の別の慣用表現:taking all things into consideration

12 Granting that there is no law against that, it is still immoral.
「たとえそれを取り締まる法律が無くても、やはりそれは不道徳だ。」
慣用表現。 granting that SV = (Even) if SV,

B
間違い探しはいやだ。
01 まず意味を考えると
「アメリカ人と比べて、日本人は国内旅行をするときでも団体で行動しやすい。」
日本語訳は「アメリカ人と比べて」となっていますが、英文自体の主語は「日本人」です。
従って英語的には「日本人はアメリカ人と比べられると」となります。
Compared with Americans, Japanese people are more likely to go in groups when traveling ~.

02 慣用表現を覚えておこう。broadly speaking「大きく言って」
The purpose of the United Nations broadly speaking, is to maintain world-wide peace ~.
「国連の目的は、大きく言って、世界平和及び安全の維持と、人権の尊重を奨励することだ。」

03 「決定」は「人」によって「下される」もの。
By eight o'clock, no decision haveing been made, 
the committe decided to hold another meeting to elect the president for next year.
「8時までに何も決められなかったので、次年度の会長を選出するために、もう一度会議を開くことを委員会は決定した。」

C
01 Seeing that they have nothing to say about my proposal, it seems they have no objection to it.  
一応慣用表現の一つ。Seeing that SV:〜を見ると、〜だから

02 (Being) left to herself. she began to cry.
--> When she was left to herself, 
受け身の分詞構文。being の省略です。

03 I saw Mary standing there with her hair waving in the wind.
まずは see 人 doing の知覚構文。そして「〜しながら」の with 名詞 [いろいろ]構文です。
この構文では、名詞と[いろいろ]がS+Vのような関係になります。「髪」は「(自分で)なびく」
の?「人」によって「なびかされる」の?どっち?悩ましいところですが、英語では「(自分で)
なびく」と考えているようです。従って能動的な waving になります。

04 Last night our newly-married daughter called, wanting to know how to make pizza.
文章後半の分詞構文は、通常「同時進行」か「〜そして・・」のどちらかですが、たまに通常の
文頭の分詞構文のように「理由」の意味で使われることもあります。

05 The human species, being water drinkers, developed the earliest societies at the forest edge near streams and lakes.
分詞構文の意味自体はシンプルに「理由」です。--> , as they were water drinkers,  

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