演習 不定詞(2) [最頻出]
017 A policeman told me to go with him to the police station.
「警官は私に署まで同行するようにいった。」
定番です。tell 人 to do:人に〜するように言う
ちなみに say/speak/talk は [to 人]と続けます。
018 She always lets her children do what they want to.
「彼女はいつも子供たちのしたいようにさせています。」
定番。 let 人 原形:人に(したいことを)させてやる
019 The hall was too noisy for anybody to hear her.
「そのホールはとても騒がしく、誰も彼女の話が聞こえなかった。」
too ~ to do の場合、見た目は肯定文だが意味上「できない」と否定になるので、
some ではなく、any の形をとることになる。
A
01 I liked his new house, but I hadn't expected it to be so small.
「私は彼の新居が気に入った。でもあんなに小さいとは思っていなかった。」
なんか悲惨な意味の問題文である。こんな事は言われたくない。何はともあれ、
expect 目的語 to do を確認。
02 Yesterday I had an old friend of mine call on me.
「昨日、旧友が私を訪ねてきた。」
have 人 原形 なので、形の点で正解は(1)だが、意味を取るのが難しい。
このパターンは「人に〜してもらう」が普通だが、それ以外に「人に〜される」
と取るときもあります。この文の場合、「思いがけず、友人にやってこられた。」という意味です。
あまり好ましくない意味の文ですが、She had her only son die.
「彼女は一人息子に死なれてしまった。」が類似の例文です。
03 What made Nancy refuse the scholarship? It was worth five thousand dollars.
「どうして彼女は奨学金を辞退したの(何が彼女に奨学金を断らせたの)?五千ドル分にあたるものだったのに。」
refuse が原形なので、make 人 原形のパターンを選びます。無生物主語の構文です。
04 I got Tom to mend my shoes. 「トムに靴を修理させた。」
上の問題と違って、get 人 to do のパターンを選ぶ。
05 Jet planes enable us to go to Australia in ten hours.
「ジェット機のおかげで10時間でオーストラリアへ行ける(ジェット機が〜行くことを可能にする)。」
形の点では、cause 人 to do の可能性もありますが、「〜をする原因となる」の意味ではちょいと変なので、
「〜を可能にさせる」の enable を選びます。無生物主語の構文。
06 My best friend helped them make her birthday cake.
「親友が彼らが彼女のバースデーケーキを作るのを手伝った。」
今ひとつ人間関係のわかりにくい問題文です。これは問題を作ったやつが悪い。
それはさておき、help 人 原形 または to do です。これは米語と英語の関係で、
選択肢にこの両方があることは絶対ありません。
07 I am sure that she is wise enough not to do such a worthless thing.
「彼女はそんなどうでもいいことはやらない分別がある(やらないくらい十分賢い)と確信している。」
形容詞 enough to do と not to do の組み合わせです。語順注意。
08 He was made to come home immediately after school
「彼は放課後すぐに帰宅させられた。」
make 人 原形 が受け身になると、be made to do になります覚えとこう。
09 "John has promised Mary to stay home." This means John must stay home.
「『ジョンはメアリーに家にいると約束している。』これはつまりジョンは家にいなければならないと言うことだ。」
普通[A 動詞 B to do]のパターンでは、to do をする人はBですが、A promise B to do では、to do する人は、BでなくAです。
はい、ここから慣用句シリーズ。理屈抜きに放り込んでおしまい。
10 Needless to say, he could not get the prize. 「言うまでもなく、彼は賞を取れなかった。」
needless to say「言うまでもなく」= It goes without saying that SV
11 She is very frugal, not to say stingy. 「彼女はけちとは言わないまでも、かなりの倹約家だ。」
not to say ~「〜とまでは言わないが」
12 To make matters worse, it began to rain. 「さらに悪いことに、雨が降り始めた。」
to make matters worse「さらに悪いことに」
13 He has too many interests, to put it mildly. 「控えめに言っても、彼は興味を持つことが多すぎる。」
to put it mildly「控えめに言えば、言っても」
B
01 Mary warned us not to drink the water until it had been boiled.
この問題は、日本語訳と英語表現のずれがネック。
日本語「水をわかしてから飲むようにと」英語「水がわかされるまで飲むなと」
英語の基本表現は、warn 人 to do 「人に〜しろと警告する」
02 He is far too wise not to see that.
英語直訳「彼は賢すぎて、それが分からないはずはない。」
なぜ very が不要か? very far と並べると「とても遠い」という「距離」の意味になって
この文脈にはあわない。far too 形容詞・副詞 で、「あまりに〜すぎる」
この場合、far は「程度」の強調語句。too 「〜すぎる」を強調している。
で、不定詞の基本部分は too ~ to do 「〜すぎて・・できない」
それにさらに not がからんで、「できないことはない」二重否定となって
最終的に強い肯定「絶対わかるはずだ」という意味になります。
03 The shop owner let the boys have the job of working the cash register.
定番の let 人 原形 パターンです。この文の working の work は「操作する」という他動詞です。
04 He was seen to enter the store at 7:45 p.m.
この問題は日本語訳の言い回しにこだわっていると解答できません。
「(私は)彼が午後7時45分にその店に入るのを見た。」をストレートに英語にすると
I saw him enter the store at 7:45 p.m. となりますが、選択肢に肝心の saw がありません。
そこで、「彼は7時45分にその店に入るのを見られた。」と受け身で考えます。
根拠は選択肢に was / seen と受動態を作るパーツがあるからです。で、この知覚構文の
受け身は、be seen to do / entering と二種類あります。「入っていくところを〜」と
動作の途中を見た、なら entering ですが、「入るのを」と、動作の一部始終であれば
能動 do / 受動 to do の形です。結果として解答例のような作文をします。
I と entering が不要です。
05 I could have come earlier if I had wanted to (come).
文全体は仮定法です。準動詞的には、最後の「代不定詞」がポイント。省略を補って
おきましたが、直前に出ている動詞の繰り返しを避けるため、to だけ書くという手法です。
06 There is no time to do all the work, to say nothing of the money.
慣用句です。to say nothing of 名「〜は言うまでもなく」
07 All you have to do is hand this book to him.
定番の構文です。is の後の動詞の形は do が米語で、to do が英語です。
書き換えとして、You have only to hand this book to him. があります。
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