ハサミ研ぎ 道具の説明

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道具の説明

これが、大熊式ハサミ研磨機です。これは、手動で研ぎますが、電動のものもあります。


大熊式手動ハサミ研磨機

大熊式電動ハサミ研磨機

私の大熊式




←私が使っているものです
かなり年期が入ってますが、ちゃんと使えます。ただ、古いのではさみを固定する装置が付いてませんが・・・

私がこの研磨機を手に入れたのはかなり偶然でしたね。なにしろ、タダでいただきましたからね。えへへ〜。ディーラーさんと話をしていて、偶然に理容を廃業される方がみえるからということで、この大熊式をもらってくれる方を探していたそうです。
ラッキー!!ありがとうございました。この大熊式は大事に使ってます。

大熊式ハサミ研磨機

新しいものと比べると私の大熊式は、ハサミを固定する装置が付いていません。ほかに、右手の人差し指を乗せるバネみたいなものもありません。新しいものの方が使いやすいと思いますが、これでもしっかりとした角度が付けれます。ちゃんと研ぐことができます。

1.角度調整金具の調整ネジです
  支柱を上下し角度調整金具を水平にします

2.つまみです
  左手で持って前後に動かします

3.角度目盛りです
  刃角の設定ができます

4.角度調整金具です

  砥面と水平に

詳しい説明は、準備のページで書きます


砥石

砥石には、天然砥石と人造砥石があります。理容刃物の研磨において、荒砥ぎとして人造砥石が用いられ、仕上げ、刃付け用としては天然砥石が用いられます。
天然砥石は、京都市右京区高尾梅ヶ畑一帯に産出する本山砥が有名です。最近はほとんど取れなくて、附近の山から産出したものを仕上げ砥としているそうです。価格は時価だそうです。(高そう〜)

人造砥石は、砥粒をボンドで結合して製造したものです。
ちなみに私が持っているのは人造砥石(多分¥2000くらい)です。

砥石には、荒砥ぎ用、中研ぎ用、仕上げ研ぎ用とあります。粒度は荒研ぎ用は#400程度で、中研ぎ用が#1000程度、仕上げ用が#6000程度のものをつかってください。
それから、大熊式では、はだか砥石を使用します。木の台が付いていると大熊式に乗りませんので、必ずはだか砥石を使ってください。
倉庫にたくさんある中から、少し出してみました。(全部父のですけど)今は全然使ってませんね。金剛砥は私が少し使う程度です。
左から、木砥、天然砥石、金剛砥、天然砥石です。

砥石の調整

それから、測定定規で砥面を調べてください。人造砥石は砥面が減りやすいのでこまめにチェックしてください。もし、凸凹があれば砥面修正をし、光沢が出るまで名倉をかけてください。

私の砥面修正の仕方は、ガラス板に水をたらし、金剛砂をまいて、その上で砥石を右回り左回りと円を描くように砥石の重さだけで力を入れないでこすります。へこんだとこがなくなれば、あと、名倉をかけます。
他には、テーブルの上に400番くらいの耐水ペーパーに水をかけて、前後にこする方法もあります。

本山砥石のような天然砥石は、左右、前後に厚みが平均していないのが多いので、砥石のうらをコンクリート等のところで削って、平均にしておきます。また、砥石の座り具合もガタつかないように調整しておいてください。砥石の裏にゴム板などを貼り付けるといいですね。

名倉
名倉砥とは天然砥石の一つです。一般に名倉と呼ばれるものには長崎県対馬産の「黒名倉(別名:細名倉)」、愛知県三河産の「白名倉(別名:中名倉)」があります。





現在私が使っている名倉です。
どこの名倉かよく知りません
m(__)m






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