ハサミ研ぎ
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準備 まず、大熊式ハサミ研磨機の準備です。 バリカン油を、うら側の安定板と左側の金棒へ時々さします。左側の金棒へさした場合、黒い汚れがでますので、それをふいて取ってください。 次に、角度調節金具を立てて、砥石を置いてください。細い砥石の場合は、ハサミが乗らないので、砥石の手前を左にやや斜めにしてください。 本山砥石のような天然砥石は、左右、前後に厚みが平均していないのが多いので、砥石のうらをコンクリート等のところで削って、平均にしておきます。また、砥石の座り具合もガタつかないように調整しておいてください。砥石の裏にゴム板などを貼り付けるといいですね。 それでも天然砥石や仕上げ砥石の場合は、厚みが平均してないのがほとんどですから、砥石を置くときは前後をいつも同じにしてください。そして、砥石の厚い方を手前か左側に置いてください。 まちがえて置いてしまうと、角度がくるってしまいます。 ハサミ装置の準備 角度調節金具を立てたまま、上から押さえると目盛りから爪が外れます。それを、自分の研ぎたい角度のところにはめます。 荒砥ぎは35度〜40度、仕上げ研ぎは45度がいいです(二段刃の場合)。一段刃のときは、45度がいいですね。また、ミニバサミは50度くらいでいいとおもいます。 また、すり合わせの悪いハサミは角度が大きめがいいです。 砥石の高さやハサミの角度、ハサミの幅によって、角度調節金具の高さを変えましょう。砥石の高さによって角度調節金具の水平具合が変わってきます。左側についている蝶ネジをゆるめて、支柱を上下して角度調節金具を水平にしてください。砥石との間はあまり開けないようにしてください。また、角度調節金具を左右に動かして、手前で刃先、砥石の向こうで刃元があたるように調節します。 金具にハサミをはめます。 金具の手前と向こうの溝に合わせてしっかり固定します。刃先のミネと触点を金具にはめ込み、砥面に下ろします。そして、もう一度キッチリはまっているか確認します。新しいタイプのは、ハサミをしっかり固定できるようになっていて、ずれることはないです。 私の大熊式はハサミを固定するものがついてなく、研いでいるとすぐにハサミがずれてしまいます。ネジ穴の位置や触点の位置をしっかりと覚えておいて、右手でもしっかりと持ってないとだめですね。 持ち方 左手は親指を黒いつまみの上に乗せて持ちます。そして、前後に動かします。動かすときは、やや内側に寄せるように前後に動かします。これは、ガタツキをなくすためです。 右手は、くすり指をハサミの指を入れるところに入れます。そのとき、深く入れず先だけ入れてください。人差し指はバネに軽く乗せるだけです。刃線にあわせて上げ下げします。 私の大熊式は、右手の指を乗せるところに赤い印があって、そこに親指、人差し指をのせます。また、バネが付いてないので力の入れ具合がわかりません。感覚でやってます。 次の、「運行」に進みましょう |
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