アゲイン’95

6−2

聖ペテロの椅子
 聖なる光が、窓から神々しく差し込んでいます。

 クーポラの真下には、ベルニーニの『ブロンズの天蓋』がそびえています。その下には、「コンフェッショーネ(告白)」と呼ばれる『法王の祭壇』があります。ここには聖ペテロの墓があり、サンピエトロ聖堂の中心部となっています。『ブロンズの天蓋』の右手前の柱には『聖ペテロ像』があります。この像は信者に大変尊敬されていて、足の接吻していく人が多いため、甲がすり減っています。
 後陣の中央には『聖ペテロの椅子』があり、ベルニーニによるブロンズと金の装飾に囲まれています。椅子の右側にはベルニーニ作の『ウルヴヌス8世の記念碑』、左側にはグリエルモ・デッラ・ポルタの代表作『パウルス3世の記念碑』があります。 

嘆きのマリア
 入ってすぐ右手にミケランジェロの傑作「ピエタ」が防弾ガラスに守られてひっそりとたたずんでいます。1499年に完成しました。ミケランジェロ25歳のときの作品です。この作品によって、ミケランジェロは天才として一躍注目を集めました。

神よ我が御心に
 この絵は何を私たちに語りかけているのでしょう?

ローマ水道
 水は高い所から低い所に流れます。いくら最高の権力をもってしてもこの流れを変えることはできませんでした。命の水をローマに引くために莫大な苦労をしてこの道を築いたことでしょう。

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