レストア & モデファイ 記録 3
ジェミニ PF50
ワンオフ マフラー取り付け
空燃比メーター取り付け
ワンオフマフラー取り付け

排気系の見直し第二弾。
浜松のスピリットレーシングでマフラーをワンオフ
製作しました。
元々マフラーはスピリットレーシング・コブラの
PF50用 50Ø を取り付けておりましたが、
排気量アップに伴いタコアシを変更しましたので、
60Ø の物を頼んで作ってもらいました。



こちらでワンオフ製作をお願いするのは二回目
となります。
前回はテールカッター部のみ 60Øで少し角度
を付けた物を製作してもらいました。   →

( ショップの既成品を元にモデファイ )


今回はタコアシ以降を現物合わせで製作しました。

テールエンドの配管は効率を考えるとデフ下配管
が良いのかもしれませんが、なるべく ぱっと見は
ノーマル風にしたかったので、デフ上配管にしてあ
ります。

また、ステンレスの地肌をそのままにしておくのが
近頃の流行とも言われましたが、あえて スチール
用の塗装で仕上げてもらいました。

およそ2時間ほどで完成です。
今度のテールカッターも少し右に角度を付けて
もらいましたが、その様な特別なオーダーにも
その場で答えて頂けます。

ちなみにこちらはショップと言うより工場ですので
初めて来た時は場所が判らず周辺を行ったり、
来たりしてしまいました。

排気効率を高めるためのフラップ !?

マフラー交換後は予想どおり音が静かに
なりました。
と、言うのも前回行なったテールカッター
部のみの口径アップの時にも音が幾分静
かになったからです。

1600cc から 1800、2000cc と排気量
のアップに伴い、マフラー径も大きくした事
で抜けが良くなり、結果 音も静かになった
と思われます。


アイドリング時の音質も 「 ゴォ、ゴォ、ゴォ」
と重い感じから 「 ボ ボ ボ ボ 」 と軽い音
になりました。

問題の動力性能はと言うと、やはり中、高速域のトルクは太くなった感じがします。
さらに今回一番の 「やって良かった」 は、なかなか改善しなかった2000回転付近の谷が解消したことです。
もちろんマフラー交換後に再度キャブの調整をしましたが、難なく谷間が消え、つながりが良くなりました。
( 2基の同調と、ミクスチャー調整だけで、ジェット類は交換しておりません )

空燃比メーター取り付け

PLX 製の空燃比メーターを取り付け
ました。

空気 と 燃料の比率をリアルタイムに
計測するこのメーターはキャブレター
等の調整に威力を発揮すると言われ
ており、低速 〜 高速域までのガスの
濃さを測定する事でジェットを選定す
るうえで参考になるため、装備したい
計器でした。


製品の主なセット内容はO2センサー
ユニット、 センサージュール、 DM-5
デジタルメーターです。
メーターホルダー、配線チューブは別
に購入しました。

作業としてはセンサーハーネスを室内へ通すための穴を開けますが、コネクターが通る様に20mm程の
少し大きめの穴を開けないといけませんでした。
( ↑ 開ける際、サビの元になる鉄粉が隙間とかに入らない様にガムテープでキャッチしておきます。)

O2センサーをタコアシに取り付け、念のため接続ジョイント部を融着テープで巻いて防水処理をしました。

取説には、なるべく電源はバッテリーから直に
配線した方が良いとの事が書かれていたので、
アクセサリーからは取らず、ヒューズとスイッチ
を介して直接配線しました。


センサーモジュール にそれぞれのコネクター
を差し込み、動作テストをしたところ問題なく
働きましたので、メーターホルダーを使い 3連
メーター横に吊り下げました。

電源ONで理想空燃比の14.7 (14.7 対 1 ) を指し、50秒程 暖機した後測定値を表示します。
表示は真ん中にデジタル、回りにアナログ的に 緑、黄、赤色 のLEDが配置されており視認性が良い
です。 ( 緑 → 濃い、 赤 → 薄い )


実は当初 「GRID 」が販売するアナログメーター式の物を考えていましたが、この会社に電話で相談
したところ、ここの製品はセルモーターからノイズを発生するかもしれない旧車にはお薦めしないとの事。
なら何故、旧車雑誌に広告が・・? と言う ツッコミ は控え、対処方法を尋ねたところ「知らん!」 と言わ
れましたので PLE製にした訳ですが、消耗品であるO2センサーのアフターフォロー、視認性など結果
的にはOKでした。 ( 旧車に付けても問題なし )


測定値はアイドリング時は 12.5 付近を表示。  
速度60kmでアクセル一定での測定値は13.8 位ですが、そこからアクセルを踏み込むと 11前後。
惰性運転時の様なエンジンにあまり負荷のかかっていない状態では 14.8付近を指します。
また、バキューム計の様にアクセル開度に連動して数値が変わる訳ではない様です。

測定値については概ね「パワー空燃比」を示す結果となり、キャブセッティングにおいてはまずまず 「了」
の成績であったと思います。

カーステレオ 交換
カーステレオ 交換
永年愛用してきたカセットデッキが壊れました。
再生は出来ますが、テープがイジェクト出来ません。

これは困った〜

今でこそパソコンでCDですが、昔は コンポで気に
入った曲を集めたマイベストをテープに入れていた
のでどうしてもカセットデッキが良かったのだけど ・・・


もっとも取り付けてから20年以上経ちますので、車
同様よくもったなとは思います。

メーカー(SONY) では当然修理は不可ですが、
以前オーバーホールで ベルト類、 ピンチローラー
などを交換した際、もう 1セットを予備で買ってお
きましたので、それらが使えるか外して分解して
みました。

この機種は モーターとベルトでテープの排出を
行ないますが、調べてみると両方の部品は問題
なくどうやらコントロール基板がだめみたいです。

(30分基盤を眺めた後)
あきらめて中のテープだけを取り出し、愛着のこ
もったデッキとお別れする事に 。

純正のラジオ部分を切り抜いて取り付けていました
ので、1DIN サイズでアンプ内臓のデッキか CD
プレヤーを探しますが、最近はなかなか旧車に合う
デザインのコンポが見つかりません。

この際デッキは諦めるとして旧車のダッシュパネル
に違和感なく収まるものはないかと物色していたら
カーショップの片隅で見つけました。
ファンライド、「 MA 301FP 」
聞いた事の無いメーカーですが、DVDも再生可能
でデザインも イルミネーションがゴテゴテしてなくて
GOOD!
国産メーカーでは無さそうで少々不安も残りますが
これに決めます。

この製品は操作パネルを開いてディスクを入れるタイプなので、パネル可動部の逃げを作るためにセンター
パネルを更に1,5mmほど削り込みました。
ついでに空調レバーの淵もメッキがハゲていたのでシルーバーメッキ風のスプレーで塗り直しました。

4ch アンプ内臓なので、シート下のサブ
アンプを取り払い、配線しなおして完成。
試しにDVDを再生してみました。
これなら旅行などの際も子供が退屈せず
にすむかも。

平面的でシンプルなデザインなのでこの
年代の車にはすごく合うと思いますが、
欠点を言うと表示の文字がかなり小さく
て見えにくく、時計表示などはは運転中
に確認する事は不可です。
(後日、時計を別に取り付けました。)
また、リモコンもボタンの表記が判りづらく
取り説を見ながらでないと難しいです。


総合的には良い製品だと思いますので、
FIAT にも取り付けようと考えてます。

間欠ワイパーコントローラー取り付け
間欠ワイパーコントローラー取り付け

ワイパーの間欠機能が働かなくなりました。
加えて通常の「LOW」、「H I 」 の動作時もストップした際、定位置まで戻らずにウィンドーの真ん中で
止まってしまいます。

ワイパースイッチが悪いのではと疑い、分解して予備にストックしてあるスイッチと交換してみましたが、
相変わりません。
そうなると モーターか、リレーか、配線かと言うことになりますが、なかなか厄介そうです。

配線図を参考に配線の導通を調べたところ、一本怪しい配線を発見。
別の線でバイパスしてみたら途中で止まる不具合は直りました。
次にワイパーモーターの カム部のふたを開けるとグリスが充填された間欠動作用の接点が有りますので、
その接触部を磨いてみました。
しかし改善しません。
そうなるとワイパーリレーが疑われますのでオークションで中古品を落札して交換してみましたが、これ又
変化なしです。 ( ひょっとしてこれも壊れてる・・・? )

行き詰まりを感じつつ、リレーを別付けの物に
したらどうだろうと考え調べてみると、ミツバの
無段階コントロラー式リレーの説明書がネット
にアップされており、元々間欠でないワイパー
にも対応している事がわかりましたので早速
購入しました。


先でモーターから引き直しをしたオートストップ
コードに付属の線を割り込ませ
プラス電源、
アースを接続すれば配線は終わり。
コントローラー本体をダッシュ下に取り付けて
完成です。


雨量に応じて細かく調整ができる様になった
ので結果オーライではありました。

フロントブレーキ変更 / エンドレス6パッド
フロントブレーキ変更 / エンドレス6ポッド

フロントブレーキをバージョンアップ
しました。

それまでのR32 リアブレーキ使用
システムでもベンチレーテッドによる
熱対応性の良さは実感しておりまし
たが、サーキット走行など高速での
製動力には少々不満も覚えました。
リアキャリパーと言う事もあり、パッド
の接地面積に限界があったと思い
ます。

4ポッドタイプの他車種流用も考え
ましたが、14インチホイールに収ま
りステアリングの切れ角にも影響が
無い物はなかなか無さそうです。

ところが、エンドレス製 「スーパーマイクロ 6」 は6ポッドで有りながら14インチホイール対応と知り、居ても
立っても という思いから本社にワンオフ作成が出来るか問い合わせたところ車を見て頂ける事に。

後日、長野県佐久市に有るショールームを訪れ、各部を測定して頂いたところ取り付け可能とのお返事を
もらいました。

1ヶ月程で、取り付けステー、ブレーキホースなど
ワンオフ製作された部品とキャリパー、ディスクの
セットが届きました。


ディスクのボルトピッチも現車に合わせて作成して
ますのでほとんどボルトオンで取り付け出来ます。

キャリパー、ブレーキホースを取り付け後、各部の
クリアランス、ステアリングを切った際に干渉など
が無い事を確認し DOT4 ブレーキフルードを入れ
て完成しました。

(今回の写真はモータースさんにお願いして撮って
頂きました。)

R32 リアキャリパー

スーパーマイクロ 6

バージョンアップ後の感触はといいますと、「ガツン」と効くというより「ギュギュー」と効くといった感じです。
もちろん効きは数段強くなったのですが、扱いにくさありません。
これはこのキャリパーのピストンローターが Φ27mm-Φ27mm-Φ32mm の異径サイズになっている事に
よるものと思われます。

スパ西浦サーキット を走行した際、以前は第一 コーナーへの進入速度を 80km程度まで落とすためには
ストレートで125km程がマックスでしたが、今は140km オーバーからの減速が可能となりました。
( タイヤもサーキット用には ポテンザRE-11に換えましたので多少その影響もありますが ・・ )

ちなみにパッドは数種類からチョイスできますが、ストリート&走行会に適した「M-sport 」 を入れました。
又、リアはドラム式ですが、こちらにも エンドレスのPF50/60 用の強化タイプ 「ES426NA 」を使用して
います。

WEBER 変更 / DCOE 45 → IDF 48
WEBER 変更 / DCOE 45 → IDF 48

原田商会製マニ + DCOE45 の組み合わせも結構いいところまで来たんですが、パワー的には限界に
近づいた感じです。
ハイカムを更にバージョンアップするに付け、マニホールドのスワンネック形状ではガスが吸えず 5500rpm
程しか回らないとの事。  ( 関西的に言うと、吸わんのがネックや )

気にしていると見つかるものですねー。
程度の良い極東製 ダウンドラフト用マニを手に入れました。
組み合わせるキャブは排気量、最高回転数 を考慮して IDF48 をチョイスしました。

ところがキャブが届いてみて アレレー ・・
元々 40〜45パイを想定しているせいか 48パイで
はレバーが干渉して2基取り付ける事ができません。

困ったあげく、
キャリーバックさんへ持ち込んだところ
キャブのシャフトを短く切り詰め、レバーの左右を
入れ替え、リンケージの作り変えをして頂き無事取り
付けできました。
左右のシャフトはつながっているかの様に見えますが
隙間 0.5mm 程とまさに職人技! 

マニホールドは予め 48パイ用にリューターで穴を
広げておきました。 

ファンネル作成

付属の純正ファンネルは高さが 55mmで、ボンネット
とのクリアランスが狭いため、短い物を探してみたもの
のこれはと言う物が有りませんでした。
結局、45パイ 用か50パイ 用を使う事になるのですが、
それでは段差が出来ますので完璧とは言えません。

後々 エアクリーナーを取り付けた時に中に納まる事、
又 防塵ネット仕様にした際も取り付けしやすく、尚かつ
カールファンネル形状と言う事になるとオリジルで作る
しかなくなりました。

簡単な設計図を書き 岐阜の
ドラゴン・モーターエンジニアリング さんへ送り、
アルミ 削り出しにて作成してもらいました。
一応出来上がったが現物合わせをしたいとの
事だったので出向きました。
以前はカーショップだった様ですが現在は修理
工場といった感じの所です。
キャブに合わせて微調整を施し完成しました。

純正品と違いエマルジョンチューブを外す時は
ファンネルも外さなければなりませんが、それも
まー良しとします。

DCOE (サイドドラフト)
IDF (ダウンドラフト)

出来上がった 新キャブシステムはアクエリアスさん
でヘッド回りのチューンを行なった際、一緒に取り付
けてもらいましたが、アクセルワイヤーとウォーター
ホースの取り付けにはかなりオリジナルな工夫を
して頂きました。
   ( 次回、そちらのレポもアップします )

それぞれのスペシャリストの方に無理を聞いて頂き
自分至上最強のキャブ主になれました。

       
    
※ 「キャブ主」 とはツインキャブ装着車のオーナーの事
                              < いすゞ 語録より >