レストア & モデファイ 記録 4
ジェミニ PF50
板金 & オールペイント

エンジンルーム内 と 外装の全塗装をしました。 
パット見の外見はさほど醜いとは言えないまでも ドア下、サイドメンバー、トランク内など、かなり錆びが進行してます。  
前回の全塗装から15年以上経つので “新車に買い替えたつもり” で修理をしました。  

先にエンジンルームを車検などの整備でお世話になっている 「K&K」 さんで行い、翌年 「ボディー リペア 221」 さん  
にてボディーの板金塗装をしました。   (2013 / 10 、  2014 / 2 〜 2015 / 3 )  

← 塗装を剥がしていくと とんでもなく大穴が開いてます。  

左 サイドメンバーも 蟻の巣のごとしです。 
これでサーキットを走っていたと思う少しとゾットします。 


ボディーリペア さんも驚いたのは、左リアタイヤハウス 
の上部  ↓  
塗装、パテを剥がしてみたら細長く、おそらく前回の 
塗装時に腐食部分を切り取ったと思われる穴が ・・・  
鉄板を当てる事無くパテのみで塞いであった様です。  
(マジかい ・・ )

今回は作業をしながら写真を撮って頂いております。 

トランク内は雨水などが入りやすく抜けにくい構造なのか  
スペアタイヤの下と左タイヤハウス裏が特に酷いです。   
溝に雨水を流すのでそこが錆びたり、ゴムシールが劣化  
すると内に水が入り込む思われます。  

また、ビニールシート(純正) を敷いてあったためその下   
に溜まった水に気づかずそのままにしたのも腐食を早める 
原因になっと思われます。 

リアガラス 後部錆び穴修理

ルーフアンテナ 取り付け部修理

サイドメンバー 修理 

ベレット用のアンテナを取り付けておりましたので  
その部分も通常のジェミニよりも錆を発生させて 
おりました。
 →

フロントフェンダー カーボン化        

「リスタード」 さんへ外したフェンダーを送り、それを
元に女型を起こし、カーボンファイバーで作成しても 
らいました。     
元のフェンダーの修正から始まり出来上がりまでに 
半年以上、一筋縄ではいかなかったみたいです。 

イスズにて前後のウエザーストリップ の新品が手に
入ったのでガラスを外しての作業が出来ました。    

今回 作業をする上で悩ませてしまったのが、いかに   
外見をノーマルに仕上げるかと言うことでした。      

カーボンの部分をスチールに見せるため ファイバー   
に出がちな歪みの修正をしていきますが、3辺をビス   
で固定するとどうしても膨らんだりへこんだりするみた  
いです。
スチールの様に叩く訳にも行かず、パテを入れすぎて  
も重くなるしと大変苦労をおかけしました。
  

それでも何とか思った以上に外見ノーマル風に仕上  
がりました。
ボンネットを開けた時にはカーボンと判る様に遊んで 
みました。

ルーフ 内張り張替 

当初は予定していなかったですが、ルーフも張替え 
ました。
この当時の 「吊天井」 といわれる内張りはウエザー  
ストリップとサイドで引っ張られて取り付けてあります。 
そのため経年劣化した生地を引っ張ると所々破れ  
ます。   
又 こういった旧車のガラスの脱着や、内張りの作成 
を手がける職人さんも年々減少しておりますので  
今のうちにやっておこうと思いました。 

体重測定 (コーナーウエイトゲージ
体重測定 (コーナーウエイトゲージ)

フロント周りの軽量化も一応やったかなという事で体重測定をしてみたくなりました。
車両重両の測定方法をネットで調べてみたところ 再生資源回収業者で測ってもらうとか、市営ゴミ焼却所にゴミを持ち
込み 一緒に量るとかありますが、正確にタイヤ4箇所 それぞれの重さを量るにはコーナーウエイトゲージを使用する
のが良しとあります。
近くでお願いできる所はないかと調べてみたら豊橋の
小池自動車さんで測定して頂けるとの事。
早速予約をして行ってきました。

車両の重さ表記には、工場のラインから出てきた状態でオイルも水もガソリンも入れずオプションであればエアコンも
取り付けてない時の 「乾燥重量」、走れる状態ではあるが車載工具などは降ろした状態の 「車両重量」、乗車定員数
(55kg/1人 ) と積載物を加算した 「車両総重量」 の3つがありますが、一般的な車の体重 「車両重量」に近づけて
測定したいと思います。
スペアタイヤ、工具類は降ろします。


ジャッキアップして、タイヤの下の測定器4箇所に乗せるとそれぞれの重量と合計が表示されます。

測定値は左の通りです。
LF が左フロント、RR が右のリアです。

ジェミニのカタログ記載値は 930kg
ですがこの当時は「乾燥重量」での
表記だった様なので、ガソリンはほぼ
満タン 、オプション扱いのエアコン付き
など考えれば軽量化は一応出来ている
のかなと思います。
ガソリンはタンク内に約 50Lなので
比重 0.75 を掛けると 37. 5kg

961.537. 5 = 924kg 
なるのでカタログ値より エアコン+α
分が軽くなったと考えられます。

軽量化に一役買っているのは、ブレーキ、
ボンネット、フェンダー、他もろもろ ・・

前後の重量バランスは   F 56 : R 44 
左右のバランスでは 右が17.5kg 重いですが、フロント側で差が無い事を考えると、ステアリング周り、マフラーなどの
位置によるものではと思います。