アゲイン’95

2−5

サクレクール寺院
 サクレクール寺院で外国人旅行者から写真を撮ってくださいと頼まれて、アングルを工夫して撮影していたら、いつの間にか我が団体は移動していて青くなって必死で探しました。そしたら、下の方にいたので安心しましたが、一瞬はぐれてしまったらどうしようと思い、このままパリに残り、亡命しようかなって考えはさらさらわきませんでした。

ノートルダム寺院のミサ
 午後のミサの最中で、可愛いボーイスカウトの制服を着た少年少女がたくさん参加していました。部屋の後ろいっぱいまで人が居たので、背伸びをして前でお経を唱えている神父さんを眺めていました。しばらくして「アーメン」と3回合唱があったので、一緒に唱えました。これで旅の安全をイエス様に見守って頂けることと安心しました。
 この年は、ヨーロッパは物騒な事件が多く発生していました。とにかく生きて帰ってこなければ何にもならないので、我が家のテレビを衛星放送が見えるようにパラボラアンテナを設置して、BS1から毎日のようにヨーロッパのニュースをむさぼるように見ていました。特にパリでは、ゴミ箱にテロが爆弾を仕掛ける事件が多発していたので、絶対ゴミ箱には近寄るまいと決心して出かけました。

オルセー美術館
 帰国後、オルセー美術館の近くの地下鉄に爆弾が仕掛けられたそうです。これは、セーヌ川の遊覧船に乗る「バトームーシュ」から撮影したものです。

夕映えのノートルダム
 太陽はすっかり傾いて、ノートルダム寺院は夕日を受けて金色に輝いて見えました。


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