アナログ的 電気館

うちの爺さんの道楽部屋です


音楽ソースがレコード盤から
CD、DVDオーディオと進化しても
アンプは管球式が1番との事。
(原音再生において)

ただ、管球式アンプは通常 出力が弱く
大型のスピーカーを鳴らすには不向き
な為、大型の真空管を使い自作して
おります。



20年近く前の事ですが、仕事の関係でSONYの品川工場にお邪魔をしました。
そこで当時開発中のデジタル増幅アンプの試作品による試聴をさせて頂いた
のですが、同時に半世紀以上前に作られた手回し式蓄音機の音も聞かせて
もらいました。
音楽はどちらもピアノ とベース と女性ボーカルだけのシンプルなジャズでした。
2つを聴き終えて開発部の所長さんが「どうでしたか?」 と質問されたのですが、
彼いわくこの蓄音機の音をデジタルで出すにはまだまだ開発が必要との事でした。
確かに、そう言われた後に又聴き比べてみると蓄音機の方はノイズは多いものの
正にラッパの前に歌手が立っているかの様な立体感を感じたのを覚えています。

当時1000万円以上かかって試作されたアンプが現在どの位進化した(アナログ
に近ずいた)か機会があれば又聴いてみたいものです。

アナログ的 自動車趣味