立つ急須って良い急須?
テレビの番組でこの情報をお知りになった方も大勢いらっしゃると思います。
私たち常滑の職人内で話題に上りました、
このことは昔からよく言われる話で「又か」との思いもあったのですが
組合に問い合わせの電話が有るなど反響が大きいので
ちょこっとご説明をしたいと思います。
急須が持ち手で立つと言うことは
胴体部の重心をほぼ貫いていると言うことです(口の重さと胴体部の厚さの不均一は影響無いものとします)
このことは持ち手を中心に回転させてお茶をつぐ際に最小の力で注ぐことが出来ることを意味します、
持ち手の形状や極端な扁平や縦長の胴体ではこれに当てはまらない場合が有ると思いますが
注ぎやすい形状に持ち手が取り付けられている事になります。
このことを持って全てに良い急須と言うことは出来ないとは思いますが、
良いバランスの急須であると言えると思いますし、
バランスに気を遣って作り手が急須を作っていると言うことだと思います。
さて、じゃあそのほかに「良い急須」の見分け方というと、「どうしたらいいの」と言う疑問がでてきますよね
一番重要なのはお使いになる茶葉に合った茶こしであることだと思います。
良い茶葉を楽しみたいなら陶製の茶こしをお薦めしますし
深蒸し茶ならステンレス製茶こしをお使いになった方が良いでしょう。
その次は持ち手の握り易さでしょうか注ぐ動作がご自分の手にしっくり来る物が良いですね、
そして茶切れが良くすーっと注げる口であること
蓋と胴体の間の部分に茶葉が入り込まないようぴったり合っていること
形についてはお好みは別として底が平たい物の方が茶葉が広がりお茶の成分の抽出に良いと思われます、
このほかにも細かな事が沢山ありますが
楽しみながら沢山の急須の中からご自分のお気に入りを探して頂けたら急須職人の一人としてとても嬉しいことです。