星野秀孝のバッティング理論
(右打者用、左打者は手足が逆)
平成14年7月19日
◎バッティングの基本はセンター返しに行き着くと思うのです。この事に基づけばボールが来た方向へ《押し返すスイング》が基本と言う結論になります。
このスイングを作り上げる方法こそが究極の基本と言えるでしょう。
《確率良く打つ為には三つの要素が必要と私は考えます》
1・投手がワインドアップした時からボールがミートゾーンに来る間、バットの先端が全く動かず始動するスインクである事(ヘッドに余分な動きがない)2・私が考えた手首の使い方でスイングする事。
《右手首がこれ以上それないと言う形(ひらがなのくの字の様に見える)にしてバットを握ります。左手は甲と腕とがストレートのラインになります。
この様なグリップで構え甲と手のひらがボールに向かってスタートさせる》
3・両膝とくに左の膝頭ですが、タイミングをとる時から振り切るまでずうっと一塁手の方を指している事(足を上げても上げなくても同じ事で余分な動きをしない事です)又右の膝頭もボールにミートするまでは出来る限り同じに様にします。ようするに早めに膝が回り過ぎたらダメと言う事です。
※以上が主な条件です。
《三点をセットとして打てる為の基本としています》
自分自身のスイングと照らし合わせて見てください。
全てが出来ていれば言う事ありませんし確実に打てるはずです。問題は全てが違っている人です。この様な人の為に役立つ理論がこの先に書かれていると思いますので参考にして頂きたいと思います。
《野球のスイングは、三通りあります》
ダウン、レベル、アッパーです、これはバットの軌道(スイング軌道)を表す事から出来た言葉だと思います。ダウンは低いフィニッシュ、レベルは中間、アッパーは頭より上ぐらいになるハイフィニッシュと言う具合です。
この三つの特徴をしっかり把握して一番確率の高いスイングを自分に取り入れる事が大切でしょう。ダウンスイングは、現在(2000年2月)ダイエー監督の王さんが最初に取り入れ、ホームランの世界記録を達成を機にそれが最高のスイングとされる様になり、現在でもダウンスイングを教える指導者が主流の様です。
ダウンスイングの目的はバットを最短に出し、ボールの上を叩き強い打球やゴロが打てるだろう、フライいだけは打ちたくないといった様な事からきているのではないしょうか。これのデメリットは、上から打とうとする為に突っ込んでしまったり、右肩が早く出てきて開きにつながり、高めは打てるが低めや変化球には非常にもろいスイングになる可能性が高いという事です。又引っ張り専門で広角に打つ事は苦手のタイプになりやすく、たとえ右に打っても打球は弱い事の方が多いと思います。レベルスイングは、プロ野球で三千本安打した張本選手がそうでした。ミートするには最適ですが回転重視のスイングなので、バットの出が悪いと開きが大きくなる危険性があります。しかしこれが理想に近いタイプかも知れませんが、何かをプラスする必要があるでしょう。アッパーは、メジャーリーガー、マグワイアーを代表にほとんどがそうですし、キューバの選手達もこのタイプに入ります。下から上に振り上げる様に見える打ち方です。遠回りの様に見えるので心配になるので、日本では嫌われる打ち方だとは思います。フライが多くなりそうだとの思いこみが強くなり、ゴロを打つ方が安心出来ると言うのが一番の原因だと思うのです。私はヒットゾーンに関してはフライの方が遥かに多いと思いますし、易しいフライばかりでなくライナーも有ると言う事を考えればこれはデメリットとせず、むしろプラスとしています。夢があるじゃあないですか。ゴロでは二塁打が精いっぱいかな、それとも相手のエラーを待つのかも知れない、これでは寂しいと思いませんか?ダウンスイングでもフライが出ますし、この打ち方のフライは弱い事が多いと思います。細かく言えばボールの中心から下へ一センチ以内が飛ぶフライで、0.5ミリより上だと必ずゴロになるでしょう。
※アッパーの打ち方には、多くのメリットが存在します。
下から振り上げると、腰と両足が地面を強く踏ん張れる事です。腹筋や背筋を他の打ち方より強く使われるので非常にパワーも出ます。下から振るとインサイドアウトに振りやすいので開かないし突っ込みも防げます。変化球が打ちやすくなるし打てるのです。インコースもこなせ広角にも打つ事が出来てそれも強打が可能です。デメリットは高目の球と手首の使い方によってはバットが遠回りしてしまう事です。このデメリットは、手首の使い方一つで解決しますから心配無用です。又ボールの中心より1.5センチ下から上1センチまでは強いフライが可能です。幅が広いのです。私のバッティング理論の原点はアッパーと思っていただいて良いと思います。
※三つのタイプにはそれぞれメリットデメリットがあります。
全てのメリットを組み合わせした形を作り出し一つの形にします。
スタートは左手の甲と右の手のひらをボールに向けて出し、ミートゾーンはレベル、そしてフォローはアッパーになるスイングが理想と思えます。
スタートの仕方が大きなカギになります。ダウンが最短にヘッドを出せると思われがちですが、単に上から下へと言う様にグリップエンドから出してくるのでは最短に出るとは言えません。左手の甲と右手のひらをボールに向けて出してこれれば確実にヘッドは最短に出て来ます。スイング軌道の理想はミート後もそのままの形でボールを押し、両手がこれ以上出来ない所まで伸ばしきる事です。それで終わりの感じでですがフォローにおいて両肘の力をやや緩めてたためば、左肩に乗るでしょう。コレが理想です。その時左手首がガッツポーズの形になっていれば私としては言うことなしです。左手甲と右手のひらをスタートからボールに向けて出して行くのがヘッドを最短に出せる唯一のものと考えました。エンドからとのヘッドの位置を比べてみれば一目瞭然ではないでしょうか。又もっと凄い事がこの方法にはあります。バットをしならせる働きを作れる事です。バットは木製と金属製ですからしなる事は考えられません。ゴルフのシャフトとは違うのだからそんな馬鹿な事が有るはずがないと思うでしょう。確かにエンドから出していき、リストを返したら折れるのでしなる感じにはなりません。左手の甲がボールに向かうと手首(腕時計をはめた時の文字盤の辺り)の方がヘッドより先行し、その手首の所がゴルフのシャフトのキックポイントと同じ働きをする様になり、腕とバットが一体となってヘッドが空気抵抗によって押された時にしなる様な現象が起きるのです。その抵抗が解かれたとき想像以上のヘッドスピードが生まれます。これが作用反作用の原理という力学を利用したスイングと思っています。そして私は、次の様な事からスイングを作って行くのです。
《スイングには体を使う正しい順番と使い方がある!》
理想のスイングは体の部分的な所が正しい順番で使われています。この様な定義を作る事によって、良いスイングと悪いスイングのポイントが解りやすくなるのです。良いスイングを完成させる為には部分的なチェックを行い、その部分を改良し順番を正しく導くのです。それが指導の基本なのです。体の全ての部分には使い方に深い意味を持っています。それぞれの部分で効果の上がる仕組みを体に覚え込ませる事が理想のスイングに近づけれと言う事です。もしその部分の中の何処かを変える場合はどうしてもやりにくいはずです。それが今までに染み着いたクセだからです。そのクセとの戦いに勝って、新たな技術を身につけてスイングは勿論、ゲームでのバッティングで悪いクセが出ない様にしたいのです。ボールに対して的確にミートするには手の操作(ハンドワーク)の方が確率が高いのです。その為にも先ずは手の使い方を覚えましょう。その方法をマスターする為に、左手でバットを握ってぶらさげてみて下さい。小指と薬指で握り親指と人差し指は握らない様にすると、親指側の手首が伸びきると思います。その形を必ず頭にインプットして下さい。私の理論の中で心臓に値するぐらいに大事な形です。ではその左手首のまま腕全体で、バットごと左回りにひねります(左打者は右手で右回り)。このひねる時に小指、薬指、のニ本で強く握るようにしながら行います。そのひねりの方法は柱時計の振り子の要領です。何度も繰り返し訓練しましょう。このリストターンが正しく行われたと言う証明は、バットの先端が投手を指していて、手のひら側の握っている指を確認できたら正しく出来た事になります。この手首と腕の使い方が、今後のバッティングに大きな影響を与えます。振り子の要領のリストターンを一日も早くマスターしてほしいと思います。打者のレベルがこのリストターンで決まると断言しても良いと思います。正しい位置で、それも強くシャープに出来るか出来ないかによって将来大きな差となって表れます。
☆全ては、ここからがスタートです!
先ず次の形を守る事です。
ボールにミートする時グリップとヘッドの位置関係は常にグリップの方がヘッドより上になった形でとらえるようにする事です。その様にする事が特に重要です。この手の使い方で、全てのコースのボールへバットの芯を会わせるように出します(アッパーのデメリットをメリットに変える)。この時特に高めは肘が浮き脇が開きますが構いません。むしろその様にならないといけないのが私の打法です。ボールをミートした時、グリップはボールより常に高い所にあると言う事を覚えておいて下さい。高めギリギリの時だけ水平になるぐらいです。腕とバットのラインがv字になる事は絶対に避けたいし、なったらダメと言うのが私の考えです。親指側が伸びきるとバットと腕が一直線になり理想的なスイング軌道を描け、スイングアークが最大になります。無理に脇を閉め様とするとある一点のコースしか会わせられない事になり、全てのコースを打つ事が不可能になると考えればどちらにメリットあるかが解って頂けるでしょう。又脇を閉める役割は、完璧なリストターンが出来れば左肘が全てをカバーしてくれます。だから全く心配ないし広範囲に打てる事を考えればこの打法にすべきです。
インパクトを過ぎる時、手首と腕が一体になって自然にひねられます。バットの先の重さによって自然の原理(作用と反作用)が生まれて、凄いヘッドスピードになり一気にフォロースルーまで行ってしまう様になります。その時の手首の位置は、頭の高さかそれより上であれば完璧ですがこれも自然にそうなるはずです。
もしならないとすれば、左腕のターンが上手く出来ていないと考えて下さい。
手首の形は、自分の目でバットを握った手のひら側を確認出来れば私の理論の左手は完成となります。
☆次は右手の使い方です。
右手だけで右肩に近い所(捕手寄り)でトップを作り、右手首がこれ以上それない形(自分から見てひらがなのくの字の形に見える)にし、脇を開けた形(肘を少し浮かす)にします。イチロー選手の左手首の形を参考にして下さい。
その構えで手首はその場に置いたまま肘だけを動かし、脇にぶつける様な事を何度も繰り返して腕の柔らかさを体に覚え込ませましょう。次に左足がステップして着地と同時にその動きを行う様にしてみてそのリズムをつかんで下さい。
右手の軌道は一気に(肘の動きを利用しながら)右手のひらをスタートからボールに向けながら押し出して行き(アッパーのデメリットをメリットに変える形)伸ばしきります。インパクト後は腕が鼻の所にあれば最高です。非常に重要なコツですから良く覚えておいて下さい。逆に手刀の様にした手のひらで(ひらが空を向いている)ボールに向けて出していく形のヘッドの位置との差を比べれば、どちらが良いかハッキリすると思います。右手はボールに対し、素早い反応をして的確なミートの役割をはたします。インパクトの際にヘッドを走らせる横向きのスナップが出来れば右手の使い方はもう最高です。最初からボールに向けて行ければ必ず出来ます。右手の仕事はここで終えても構いません。バットから右手が離れても良いと言う事です。フォローは左手だけに任せてもいいし、右手を付けていてもどちらでも良いと言う事になります。その時の状況に応じれば良いと言う事です。絶対に片手になってはいけない事はありません。むしろ片手の方がフォローがより大きくなって遠くへ飛ばせる利点が生まれます。メジャーのマグワイアーやケングリフィージュニアーはこのタイプてホームランバッターとして有名です。左手は右手について行き甲でインパクトむかえます。その後スムーズなリストターンをさせられて、良いフォロースルーを作る役割であると私は考えています。この形を作るには最初の左手の使い方で、小指を強く握りながらフィニィッシュする事としています。小指の強い握りが飛距離と的確なミートに結びつくと言う事をしっかり頭にたたき込んでおきましょう。
※両手で正しいインパクトの形を作る方法
打つ構えの所からグリップの形を(右の手のひらと左手の甲をスタートからボールに向けて押し出す形の事)変えずに左足の前まで持って来ます。その時両手の手首の親指と人差し指側を伸びきらせて左手の甲と右手のひらがボールに向く様にします。バットの先はグリップより下がりますがこれで良いのです。(アッパーのデメリットをメリットに変えてくれる手首の形)左腕とバットのラインが一直線になるかそれよりも少しだけヘッドが下がっているぐらいが最高のスイング軌道です。この形こそ私の目指してるインパクトと言う事です。この事を何度も繰り返し練習して自分の物にして下さい。感覚としては右手でヘッドを送り出す様にして両腕を伸ばしきる感覚を掴みましょう。この時頭と背中をキャッチャーの方に残す様にしてバットを出せる事が大切です。右足に体重が残り軸がよりしっかりして最高の形になるからとつけ加えておきます。
以上が両手の使い方と重要性です。
それでは両手でバットを握ってスイングしてみましょう。
殆どの人が違和感が有るのではないでしょうか?当然と言えば当然だと思います。
この様な振り方を教えている指導者は皆無と言えるし、現在までに出版されている野球の本の中でもお目に掛かってないから仕方ないでしょぅ。野球の指導でこれが絶対と言うのもあり得ないと思いますがこれが最高とする基準が決められないのも本音ではないでしょうか。だから色々な指導法(個人の感覚のによる違い)があっても仕方ない事です。私は基準を決めてありますのでこの方法以外に、早く上達出来る道は無いと確信しています。だからこのスイングの違和感を早く無くす様に訓練をして、自然にスムーズなスイングが出来る様にしてほしいと思います。そして結果を楽しみにして下さい。私の振り方は他とは極端に違う事からメチャクチャ良いか、悪いかのどちらかの結果しか無いと思っています。今まで私が指導してきて良くなった事は有っても、悪くなった例はまず有りません。一度指導を受けて次には来なくなった人は数人いますが、これは多分やりにい事が原因とビックリして恐くなったからと推察します。その後彼らがどうなったかは解りませんが・・・
腕(上体)の使い方は以上で完了!
下半身の形と使い方に入ります。
これまでの腕の使い方を生かすも殺すも下半身の使い方にかかっています。
どんなに腕の状態が良くても下半身が崩れたら打てなくなります。そういう意味に於いても、下半身の役割は上体の役割と共に大事な事であると言うのが解って頂けると思います。両方がマッチしてはじめて素晴らしいバッティングが可能になるのと言う事です。では下半身はどうあるべきでしょうか?ボールの来た方向に押し返す事をバッティングの基本としているのでそれが出来る下半身と言う事になります。軸足が地面を踏ん張る形です。あまり回転はしないほうが良いと言う結論になりますね。投手は良いバッティングをさせない為に色々な変化球を投げて来ます。それは下半身を崩させる事が大半の目的なのです。崩せば討ち取れるはずです。捕手はそれを基にして投手のリードを組み立てます。打者は常に受け身です。時にはヤマ(ボールの軌道と変化の読み)を張る事もあるでしょう。これが打者の攻撃的と言える部分かも知れませんがハズレたらまず打てないでしょう。ヤマを張る時はイチかバチかを賭けるぐらいの場面以外は邪道だろうと考えます。今はどんな球にも対応の出来る下半身の形を作り上げる事に専念し完成させて、上体の役割をさらに生かせるようにする事の方が大事だと考えます。崩れない下半身はどうすれば出来るのか?単純に考えれば下半身を全く動かさずに振る事ではないでしょうか。これがヒントであり、答えにつながるのと思います。下半身を肉眼で解るように回転させたら、動いている事になるから問題ありと言う事になりますね。《使っているのだけれど使っている様に見えない》使い方にしなければなりません。もう気づいている人や疑問に思っている人がいると思います。腰を回転させる事や使う事が少なすぎるのではないかと言う事です。腰は確かに重要なのです、しかし使い方や順番を間違えると逆に打てない方向へ行ってしまうという事を肝に銘じておくべきですね。前と重複しますが使っている様に見えない下半身にするには腰は回転させる様な使い方をしてはダメなのです。私の理論は、腰でバットを振るイメージをある意味で《捨て去ると言った一般的には考えられない》事になります。腰と言う大事な部分をより生かすには肝心なポイントでが必要です。プロで大活躍した人が腰で打てた、下半身で打ったとかのコメントが時にあります。それは相当な実績を残した選手だけが感じられる事と言えます。コメントだけを聞いてそれを採り入れても良くなるケースは希だと思うので、鵜呑みしてはいけませんよ。腰の正しい使い方はどの様な事かが解っての事であれば良いのですが、それすらの基準が無ければ無理なのです。その選手は腕の使い方が既に完璧になっています。それに対する意識を持たなくてもあらゆるコース、変化にも自然に順応出来てしまうハンドワークが身に付いているからです。その結果腕の方への感覚が低く、下半身や腰でが踏ん張れている感覚を、下半身や腰で打ったと表現していると私は推察するのです。腰や下半身がとても大事な事は当然ですが、腰や下半身で打つと言う事だけを考えて行うと体のバランスを崩す人が多く出ます。スイングバランスが大切だからこそ、その事を身につける為に自分自身には何が必要かを見極める事が先決です。そのポイントは個人によって違いが出ます。改良する方法や場所も違ってくると言う事なのです。
《スイングは一つではない》と考えています。
インコース、アウトコースの打ち方は違うと思うからです。
インコースは瞬時にバットの芯をボールに会わせる為に肘を引く様に(たたむ)しながら上体を回転させて打たないと芯に当たりません。
アウトコースは回転が先になるとボールから目が離れたりバットが早く回りきって当たらない、もし当たっても腰が回転してしまっているので踏ん張れな無くて弱々しい打球にしかならず、外に逃げる変化球は全く打てない事も起きるでしょう。だからアウトコースは回転させず、下半身で踏ん張りながら両手を内側(トップ)から外へ一気に押し出す様なスイングで打たなければ強い打球は打てないのです。投手から捕手へボールが向かってくるわずかな間に切り替え(反射神経)をして打ち分けるという事です。だからストライクゾーンを全て打つ為には最低二通り以上のスイングが必要になると言う事なんです。腰を回転ばかりさせるスイングだと、中には手の出が遅れて体が開いてしまう様な人が数多く出る危険性があり、その事が原因でボールから目が離れてしまう形になって変化球には弱くて、アウトコースのボールにも当てるのが精いっぱいと言う結果になりやすいと言う事になります。打てるのは真ん中からインコース寄りの甘い球だけになるでしょう。私のスイングでは左の膝頭(右打者)が少なくともインパクトまでは一塁を指している事を理想としています。左腰も殆ど同じ様になっているはずです。これは左サイドのカベが出来ているフォームの形で非常に素晴らしい事です。インパクト後に右足の踏ん張りによる右腰キレで、下半身のパワーを上体へ伝えると言う使い方です。腰は殆ど使って無い様に肉眼で見える形が私のフォームなんです。腰は地面を強く踏ん張りながら打てる形(ストライクゾーンに対して平行に近い)がベストだと思います。回転させると踏ん張れず、単なる回転だけによるスイングの為に腹筋と背筋の使い方も、踏ん張る時のそれよりも弱いのでパワーも弱いはずです。この様にそれぞれの役割と重要な意味を持った形を作りながら、正しい順番通りにスイングする事で確率の高いバッティングフォームが完成します。確率の高いバッティングを行う為には、もう一つ欠かせないのがタイミングです。これはその人の感覚によって違うので、この部分は自身で掴む以外に無いと思うのです。自分自身で、どの様な投手にも会わせられるタイミングを掴んでください。但しこの事だけは絶対に守ってほしいと思います。投手が投げ始めるまではリズムとかタイミングを計る意味でのグリップや、肘そしてバットのヘッド(先端)を動かしてもいいけれど、ボールへ向かってステップし出す時は、その全てを必ず静止していなければならないと言う事です。
静止した状態からボールにバットが向かって行く事が最も高いミート率のハズだからです。この事をしっかり守れてスイングが出来れば良い結果が必ず付いて来ると思います。
◇究極のバッティングとは、打率十割それも全てがホームランを打つ事
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夢の夢!ですが、これに少しでも近ずく様にしたいものです。
◎プロ野球の選手を例にとって少し説明してみましょう。
私の理論は元巨人の落合選手のスイングが原点になっています。全てのヒントが彼のバッティングにあったのです。日本で一番打てる打者から学ぶ事はあたりまえです。私なりの分析でその打法を解明してよりグレードを上げる為にイチロー選手の打法の良い所を付け加えてあります。そういう点からもこの理論は最強だろうと思います。落合選手もイチロー選手もアッパー的な打法です。プロで活躍している選手は全てと言って良いほどこのタイプです。巨人の松井選手と中日の福留選手はタイプが似ています。私の理論との違う手首の使い方ですが良く打ちます。イチロー選手も二人と同じ手首と肘の使い方です。落合選手とは違っていると言う事になります。この三人は右投げ左打ちという所も共通していて、他にもいます。中日の立浪、関川、横浜の鈴木尚、石井琢、広島の前田、金本、西武の高木大、鈴木健、巨人の高橋、清水と、そうそうたる顔ぶれです。この人達は皆右手の返し方が特に素晴らしくて、チームの中心になっている所が面白いですね。この中で落合選手に近い手首の使い方をするのは高橋、関川、石井、鈴木健、前田、鈴木尚、です。常に打率の高い事が共通してます。そして打率が高くなる共通点にヘッド(バットの先端)が全くと言って良い程動かない事と、踏みだし足の膝頭がこれも又振り出しから振り切るまで動かない事そして私の進める手首との三点セットで確実に上昇するでしょう。この三つとも出来ていたのはロッテ時代の落合選手只一人だと私は思います。その頃三冠王を何度か取った事が実証しています。中日、巨人、日本ハムの時には、神主打法に変化させた為に本人の意志とは裏腹に成績が上がりませんでした。神主打法とはバットを体の正面に出して構える事からきています。その構えからトップまでの動きがロッテ時代より大きくなった事が原因と私は分析しました。ボールへ的確にバットを出していくにはその動きがロッテ時代には殆ど無かった事と比べれば率が下がるのもうなずけると思います。今現在(2000年2月)も注目され続けている巨人の清原選手の場合はどうでしょうか。出来ているのは手首だけです。あとの二つは出来ていませんから打率は良くないでしょう。今年のキャンプでのフォームを見ると一番気になっていたヘッドの動きが小さくなっています。グリップの位置が以前より下がった所で構える様になったからです。今後はかなりの成績を残すと思われます。清原選手は全てがヘッドの動き次第です。もしこれが全く動かなくなったら間違いなく三冠王を取れるでしょう。これと同じタイプが中日の山崎選手です。巨人の松井選手の場合は、ヘッドの件は出来ています。膝も出来ています。ただ手首が違います。三つのうち二つは出来ていますから三割付近の打率は残せるでしょうが三割を大きく上回る事はないはずです。私の手首の使い方に変えればホームラン60本も可能です。勿論三冠王も取れるでしょう。今シーズン(2000年2月)からグリップの握り方とバットを少し短くした変化があります。これはイチロー選手と同じ握り方になりました。この握り方にすると私の手首の使い方に近い働きになりますので松井選手の今後の成績に注目しましょう。
(2000年2月25日)