IMTC2003 Report
2003年5月20日〜26日まで,IMTC2003に参加した際のレポートです.
会議会場となるVailは,いろいろ調べたところ,全米一の高級スキーリゾートらしく,デンバーから車で2時間西方に走ったところにあるらしい.ちなみに,スキー場の規模としては,八方尾根10個分とのこと.Vail周辺にも,いくつかのスキー場があり,学会でないときに遊びでゆきたいところである.IMTC2003に参加するためSeattle経由でDenverに入る.出国審査まで時間があるので,VISAカードのメンバーラウンジで予備審の発表構想を練るも,ビールに気持ちよくなり,思考できず.
成田からは,UAの777(Y-class)を使用.ボーディングの際,靴を脱がされて検査された.
  
成田第二ターミナル側にあるVISAラウンジで,出発前のひと時 帰国後すぐに予定されている予備審の発表資料構想をビールとともに・・・ シアトル到着,tacoma空港から駐機場を見る DIA(Denver International Airport)からダウンタウンへ行くバス乗り場
今回,Seattleでアメリカの入国審査を受ける.以前からシアトルの入国審査はアジア系旅行者に難癖つけるという評判があった.今回,特に難しい質問もなく,すんなりパス.しかし,通過まで1時間近くかかった.
Tacoma空港は,入国審査後,地下鉄でこれから搭乗する航空会社のターミナルまで移動.今回は専用バスで滑走路横を走って移動.Denverまでは,成田からの同じフライト番号なのに違う機材.
数時間後到着したDIAは,とにかく広い.ここもターミナル間は地下鉄で移動.ランディング前に見た空港の全容は,とにかくだだっぴろい平原にだだーーんとあるという感じ. シカゴのオヘア空港より広いか?しかし,からっとした空気で,暑くも寒くもなく快適.   
宿の荷をおいて,ダウンタウン中心を散策.思ったより小さな街. 夕方になると,歩道に椅子が出て,カフェやレストランが賑わいはじめる. フードコートにあったPanda Expressという中華の店で2種の惣菜とチャーハンのコンボをオーダー,約500円 腹ごしらえして戻ってきた宿の部屋.小奇麗に見えるが・・写真のマジック.
空港からは,スカイライドというバスでダウンタウンまで移動.これが一番安い.なんとか予約しておいた宿を探し出し,一息つく間もなく,街中に出る.
デンバーは,コロラド州の州都.しかし,この閑散とした町並みはなんだ!ってのがFirst Impression. でも,トラム(路面電車)や中心部16番ストリートには無料バスが走っているなど,結構便利かも.
一人旅の最大の問題は「めし」.一人でのレストランでの食事はわびしいし,落ち着かないし,いろいろ面倒である.そこで,フードコートを探して簡単に済ませることに.
ここはメキシコ系のオーナーが経営している安宿.シャワー,トイレは共同.一泊$24.
一夜明けたビジネス街 Vail Cascade Hotel Resort & spa. シーズン中は一泊$300〜500以上 ホテルの入り口 空中歩道を渡れば,SPA
DenverからVailまではシャトルバスで移動.しかし,約束の時間を1時間すぎても来ない.今回シャトルバスの手配をお願いしたスキーアメリカの大森さんに連絡.どうもシャトル会社の運転手が忘れていたようだ.30分後にシャトル到着し,フリーウェイをぶっ飛ばして2時間でVail着.
到着したVailのcascade hotelは,落ち着いた雰囲気の高級リゾート.ここで国際会議が開かれている.
Vail cascade hotel 外からみた客室 ホテルの裏(山)側.小川というには激しい水流.雪解け水? ホテル到着し,すぐにポスターセッションの準備 今回宿泊した部屋.キングサイズベッド.枕が4つもある
シャトルバスの乗客は私一人.運転手飛ばしてまくって,13時前にはなんとかcascade hotel着.登録を済ませると,事務局のおばさんから「お昼まだでしょ」といわれ,テントで作られたランチ会場に案内された.参加費は飯代込みなのだ.ランチは巨大なターキーサンドイッチ,サラダ,パン,甘いタルト,紅茶など.
ポスターセッションで.今回の参加者である岡山大の馬場先生に写真をとっていただく (確か)カナダの大学の先生から,激しい突っ込み なんとか説明をごまかしているところ.納得された様子.あとで握手を求められた セッション後のディナー.食いかけの写真.うまかった.
ポスター貼って準備完了.会議室外に用意してあるコーヒー,紅茶,ビスケットなどつまんでぶらぶら.5時からポスターセッション開始.かなりフランクな感じ.みんなボールなど片手に興味あるポスター前にきていろいろ質問.こっちもビール片手に説明.当然,真剣な人もいて,かなり突っ込んだ質問も受ける
オランダのデルフト大の学生とカナダの学生からも突っ込まれた.なぜか皆さん最後に握手を求める.他の人にはしてないのに・・なぜ?
セッションも2時間程度で終了し,みんな揃ってディナー.岡山大の馬場先生と学生の成田さん,静岡大の渡辺先生,ポートランド大のYC Jenq先生らと同席.
翌日,最終日の会議終了後のアトラクションで出てきたやぎ? 立食パーティで馬場先生(右側)とYC Jenq先生御夫妻.台湾御出身とのことで,再見と挨拶する 朝8時にホテル出発し,DIAに向かう途中のドライブイン 白く見える山の方がVail
標高が高い(3500-3800m?)せいか,寝ている時,心臓がバクバクいって,結局睡眠不足.ぼけーっとした頭で興味あるセッションに参加.今回の会議は,おおよそ200〜300名くらいの参加があったような印象.なぜかイタリアからの参加者がめだった.イタリア人の女学生?は,ブロンドでかっこいいスーツ着用.さすがイタリア.
Vailの町は欧州風のかわいい店が多いと聞いていたが,cascadeからvail中心部まで歩くと1時間くらいかかるようだ.結局車がないと,移動は無理ということ.
会議も無事終了し,本日はデンバーからシアトルまでの移動.雪のある時にきたら,さぞいいだろうなと思うリゾートでした.
往路と異なり,景色を堪能する余裕も
DIAでフライトまで3時間待ち.空港内で中華のミールを食う DIAのメインターミナルは,ロッキー山脈をイメージしたテント生地の屋根.でかい 午後4時過ぎにtacoma空港着.ダウンタウンまでのバス待ち デンバーと違い,空気が湿っぽい
DIAでチェックインし,セキュリティゲートで反応!ポケットの100円ライターに反応したようだ.その後,空港内地下鉄でUAの搭乗ゲートまで行くも,急遽出発ゲートが変更され,結局端から端まで移動.でかいので,10分以上歩いたような・・
UA機は定時にテイクオフし,一路シアトルに.空港バゲージクレイム出たところのグレイハウンドチケット売り場で,今日泊まる宿近くの降車所を訪ねる.しばしバスを待つ.$8くらい.バス待ちの際,タバコを吸っていたら空港職員らしいおばさんが話しかけてきた.空港建物内では吸えないことを怒っていた.アメリカ人といえども,思っていた以上の人が吸っている.
30分ちょっとでシアトルダウンタウンに到着 宿近く.海まですぐ サンフランシスコに似た雰囲気で坂が多い 街と海の間に高速道路が走る
空港からダウンタウンまで行く途中に,Boeing社のエベレット工場ってのが見えた.とても広い.ダウンタウンまでは約30分で到着するが,エアポートバスは主要なホテルで客を降ろしたり,乗せたりしながら街中をまわるので,45分くらいかかった.街中ではイチローの巨大なポスターが目に付き,有名であることが理解できた.
予約した宿は,こうしたダウンタウンの海側にあり,徒歩でいろいろ回れるローケーション.デンバーとくらべても,大きな街であることがわかる.ショップや人通りが全然違う.
宿の部屋.シャワートイレ共同.一泊$50.各国からの若い旅行者いっぱい 宿のテラスから. 宿の正面側の雰囲気.これで夜8時くらい. 宿のテラスに遊びに来ているカモメ.
予約した宿The Green Tortoise Hostelは,いわゆるバックパッカー向けのホステルで,シャワートイレは共同が基本.ベッドも一部屋に数台あるドミトリーが多いが,この宿は別に個室もある.荷物が多かったので個室.なんいもないが,綺麗.
日が暮れると,やはりここはアメリカ.まあ,出歩いてもしょうがないので,テラスでビールとともに一服し,海風に吹かれていた.
そうこうしていると,ネバダ州から両親に合いに来たというコックさんと話が弾む.
朝のシアトル 今日はスペースニードルまでモノレールに乗って おのぼりさん状態 イチローの巨大ポスター
一応,観光らしきものをしてみた.まずスペースニードルまでモノレールで移動
ここの展望台からは,シアトルの町並みが一望.こうしてみると,よい街であることがわかる.日本人にも住みやすいところであろう.そういえば,空港の職員にも日系人が多かった.
スペースニードルの展望台から,港方面を望む まだまだ展望 とことん展望 スペースニードルを見上げる
月並みですが展望を.気持ちよい街.全米で一番住みやすいというアンケート結果となったことを聞いた記憶がある.
パイクプレースマーケット.海産物が安い スターバックス発祥である1号店 その看板--今とロゴが違う
ここでも,おのぼりさん状態でパイクプレースマーケットに行って,名物のクラムチャウダーを試した.アセニアンインという有名な店らしい.朝早かったので,クラムチャウダーのみの販売はやってないようだが,スタッフが特別に出してくれた.1カップで$3(チップ込み).さらにスタバ1号店でラテを頼む.日本と同じ味だが,すこしサイズが大きいかも.2回目に行ったときは,Can I have a tall coffe?といったのが通じずラテか?と聞かれた.めんどうなので,そうだといってラテをもらった.向こうにしてみれば,普通のコーヒー頼む観光客は頭になかったのかもしれない.
ふたたびtacoma空港から搭乗予定のUA-777 ボーディング待ちは暇すぎます 雨の中の名古屋空港,成田から無事到着
成田まで順調にフライト.めずらしく機内の映画を見る.確か題名は・・「プリティ・プリンセス(邦題):プリンセス・ダイアリー」で主役に抜擢された子(アン・ハサウェイ)がいい味出していた.
成田では,SARSの発熱赤外線チェックがあったのみで,スムースに入国.名古屋までのフライトをVISAラウンジで待つ.1時間ほどで名古屋着.今回も沖留めでバスでターミナルまで.
疲れた・・・


今回,インターネットにより宿やトランスポータを手配した.特にスキーアメリカの大森さんには,いろいろ相談にのってもらった.感謝.海外では,チップの渡し方や金額.ドアやエレベータの乗るときのマナーなど,普段日本にいる特は気にしないことが結構重要だったりする.それも,半日現地にいれば,すぐ会得できる.むしろ,気軽に声をかけてきたりして,おおよそフレンドリーな人達が多い.国際会議に参加すると,こーゆー楽しい体験ができます.どんどん投稿して,参加しましょう.

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