ICME2003 Report
2003年7月7日〜12日まで,ICME2003に参加した際のレポートです.
今回は,マルチメディアの国際会議への参加でした. 会議場となるBaltimoreは,ワシントンD.C.のそば(といっても5〜60km離れている)にある港町. というか,今回は,First-classの搭乗だったので,その報告を中心にします(笑).
成田からは,NH(全日空)の777(F-class)を使用. まず,成田でのチェックインからしてファースト専用のカウンターがある.ANAのグランドホステス数名と管理職らしいおぢさんが数名,さらに預け荷物のX線透視装置&係員数名がいた.こんなにまでして,利益でるのか?全日空!
  
成田第二ターミナルにあるFirst class専用チェックインカウンター入り口. チェックイン後,いただいた搭乗券(普通)と,ファーストクラス専用ラウンジ使用券. 第二ターミナル本館にあるファーストクラスラウンジの入り口. ラウンジに入ると,飲み物やおつまみのサービスが・・・
前日,成田に宿泊し,出発まで2時間以上時間があったので,ラウンジでの時間をつぶすことに. ビジネス客は少ないようで,他の客も談笑したりして,ゆったりとした雰囲気ではあった.
成田第二ターミナルは,ANAの専用ゲートまでは無人電車?で移動する. こちら側にも専用ラウンジがあるので,試してみることに.
本館側ラウンジから飛行機を眺める. ANAターミナル側のFirstラウンジ入り口. 今度は紅茶とチーズ.(+ビール) こんな雰囲気.和風テイスト?
特にやることもないときは,こうしたラウンジが利用できることは大変便利である.ラウンジ係のおねえさんも気を使いまくりで親切
搭乗が開始され,機内へ.Firstは12席用意されている.路線によっては,さらに卵型に囲いがあるシートが用意されるようです.くわしくはANAのHPを. この時点から,**様と名前で呼ばれる.くすぐったい(笑)
離陸後すぐドリンクをオーダー.krug(クリュッグ)のシャンパンをオーダー.うまい.ちなみに,かのSQ(シンガポールエア)はヴーヴ・クリコ(あれ?エドシックだったかも)のシャンパンだそうで,このあたりの選択が会社の方針に反映されているかも
最初にシャンパンと一緒にcaviar(キャビア)を楽しむ.サワークリームとパンも添えて出てきた.ただしベルーガではなかった.
こんな雰囲気.(おまけ) Firstのフルフラット・シート. ウェルカムドリンク(シャンパン Krug) キャビアが小瓶で出てきました.
一旦搭乗してしまえば,備え付けのTVモニタで映画を見るか音楽を聴くか,TVゲームするか,寝るしかない. その意味で,機内食は一つの楽しみではある.
日系の航空会社の場合,和食というチョイスがあるため,往路か復路で和食を試そうと考えた.
往路のほうが,日本発のため和食の内容が良いかもとか考えもしたが,逆に復路での和食レベルが興味あったので,往路は洋食をチョイス.
スープはえんどう豆のポタージュ サラダ アントレはビーフステーキ.結構なお味でございました. 食後のデザートに,チーズの盛り合わせとシェリー酒,フルーツカクテル.チーズはシェーブルとハードタイプを注文
基本的に機内では調理のために火が使えない.こうした食材は,おそらく電子レンジか熱風によるオーブンにより加熱するのであろう.それを考えれば,この味は十分満足できるものである.
今回ファーストの客は6名.入れ替わりCA(キャビン・アテンダント)のおねえさんが,飲み物などを勧めてくれるもんだから,勧められるままに飲んでしまいました.
ファーストでは,機内でくつろげるよう,着替えを用意してもらえる.「甚平」とカーディガンが提供された.
食事が済むと,窓を閉じて就寝時間.シートをフルフラットにして寝込む.ストロボをたくのは迷惑なため,写真は無し.でもフルフラットになるということが,これほど楽だとは.結局寝入ってしまったものの,しらない間に羽毛布団がかけられていた.その後,ワシントンまで1〜2時間というあたりで,軽食の用意がされる. ここでは,広東粥をオーダー.うまかった.
そうこうするうちにワシントン・ダレス国際空港に到着.入国審査もすんなり.実は4日が独立記念日ということで,テロを警戒しているだろ=>審査厳しいという図式を想像していたのだが,宿泊ホテルの名前が功を奏したようです.
空港からは,ワシントンフライヤーのタクシーで1時間くらいでBaltimoreに到着.途中,森や林の中を高速道路が作られている.
まだまだ続くデザート.搭乗員のおねいさんのお勧めで,トマトのシャーベットを注文. ワシントン・ダレス空港に到着. Baltimoreに到着.ダレス空港からタクシーで1時間ちょっと. インナーハーバーはこんな雰囲気.
今回は,インナーハーバーと呼ばれる湾岸地域にあるBaltimore Mariott waterfront ホテルが国際会議の会場.さすがに立派です.
レセプションなどはシックで落ち着きがある.ホテルはピア5(桟橋番号5)の隣にそびえたっている.タクシーの運転手も,ここはいいホテルだとか言っていた.こうした会議でもなければ,ずえったい泊まらん,こんな高いホテル.
黄昏ています 宿泊したMariott water front hotel 部屋はこんな感じ 会議場のball roomの廊下
レセプション後にインナーハーバーをぶらつきながら,安い飯を探す.なぜなら今回の会議はバンケットは別料金で含まれていない
なにか軽く食事をするため,ハーバープレースという中心部まで出て,フードコートでホットドックとビールを
宿泊したマリオットホテルは,26階の部屋.2年前にできたほやほや.あいかわらずアメリカの高級ホテルは広い.
ボルチモアは野球のベーブルースと海産物,特にソフトクラブという蟹が名産.一人で食べるには,crab cakes(クラブ・ケーキ)という蟹の肉を団子状にして揚げたのが安くてうまくて量もあるようだ.ちなみに拳大でフライドポテト付きで8ドル. さらに近くのスーパーをのぞいてみたら,食材が安かった.パック入りの寿司を購入し,ホテルの部屋で食らう.
ホテル横にある,なにかのモニュメント Mariott waterfront 名物のクラブケーキ 近くのスーパーで買った寿司.6ドル(晩飯代わり)
ホテルの部屋から眺める街は,そんなに車の往来も多くなく,こじんまりした感じであるが,これはアメリカがやたら広いため,垂直に伸びることなく平面状に拡散するためだと思われる.
会議終了後翌日,カナダのTorontoに向かう.BWI(ボルチモア国際空港)まではライトレールと呼ばれる路面電車が便利であった.空港まで30分,1ドルちょっと.海外で乗る電車は楽しい.空港までの途中で分岐があったようで,うっかり乗り過ごしてしまった.分岐点まで戻って,空港行きの電車を待つ
到着したBWIは綺麗な建物であるが,国際線の就航はそう多くないようだ.実際,国内線側に行って見ると,かなりの搭乗者で混雑.時間がありあまっていたので,空港内をぶらぶら. そしたら,ありました.話題のHotters airlineのチェックインカウンターが.これは,アメリカでは結構有名な,レストランHottersが航空機に参入したとかで,そのレストランと同じコスチュームのキャビンアテンダンドが乗ってるとか??このときのチェックインカウンターは,誰も受付にいませんでしたが,同じ格好でチェックイン業務をしているのだろーか.興味深深です.しかし,アメリカらしいね.
部屋から町並みを眺める BWIまでは,ライトレールという電車が走っている. BWI.国際線側は閑散 空港内はこんな感じで,綺麗
BWIからYYZ(トロント レスター B ピアソン国際空港)までは,air canadaJAZZというリージョナル航空で,機材はDe Havillandのプロペラ機!で1時間ちょっと.いつもであるが,カナダの入国審査官が女性の場合,かなりねちっこく質問される.夕方着であったので,ダウンタウンまでエアポートバスで移動し,宿泊ホテルに投宿.その後,知人と待ち合わせして,タイ料理を食いに行く.SARSは,日本で報道されているような雰囲気はまったくなく,迷惑だーと言ってました.
翌朝,早く起きたこともあり,市庁舎付近まで散歩.路上のホットドックを喰らう.トロントのホットドックは,本当にうまい.一つ2カナダドル.この日は,街中をふらつき,夕方トロントで一番人気のパブでビールを. 翌朝は,早朝に宿をチェックアウトし,空港に到着.フライトまで時間があったので,エアカナダのメープルリーフラウンジで休憩.ここはファースト・ビジネス専用だが,高級クラブのような作り(行ったことないけど)であった. 係員もそっけなく,ある意味落ち着ける. 一方,ANAのファーストラウンジの作りはしょぼいが,係員の決め細やかなサービスがある.お国柄の違いであり,日本人にはANAのスタイルのほうが受けると思われる.
トロント着.数年ぶり.ここは市庁舎 市庁舎前の池の脇で,名物のホットドックを喰らう. 街中のビクトリア調の住宅を改築したパブ.雨だった. エアカナダの上級クラスラウンジ.高級クラブの雰囲気
LAX(ロスアンゼルス国際空港)まで順調に飛行.機材はエアバス321?ビジネスシートは電動マッサージ機能が付いていて,なかなか良い.朝食も結構なもんでした.
LAXは巨大な空港で,エアカナダはターミナル2に到着.これから乗り換えるANAはトム・ブラッドレイ国際ターミナルで,荷物持って歩くのは厳しいのでターミナル間巡回シャトルバスの飛び乗る.チェックイン時,ファースト・ビジネス兼用のANAのラウンジ使用券をいただく.このラウンジはファースト・ビジネス一緒くたで満員.なんか異様な雰囲気.
メープルリーフラウンジ ロスアンゼルスまではエアカナダのビジネスクラス.マッサージ機能付きシート ビジネスの朝食
さらにメインディッシュがサーブされる
ロスアンゼルス空港から滑走路を見る
帰路もANAの777によるFirst class.チーフパーサーに「おかえりなさい」と出迎えを受ける.照れます.
行きと同じフルフラットシート.こちらの便は9名ほど埋まっている.
最初にシャンペンを頼む.行きと同じkrug.食事は和食をチョイス.なかなかの味.椀物も味よし.ご飯も機内で炊いたものらしく,おいしかった.和食に日本酒はどうですか?と進められたが,ここはシャブリを頼んでみた.辛口だったので,思ったより和食に合った.    
帰路もフルフラット 和食.先付け 椀物 もずくや焼き魚など.ご飯がおいしい
日系のフライトでは,こうした和食が選択できるのが大きな特長.その後チーズ盛り合わせ.今度はAOC(アペラシオン ドリジーヌ コントローレ)のカマンベール.うまいね.腹いっぱいになって,TVゲームしながらうとうと. で,フルフラットにしていつの間にか寝込んでしまった.例によって,羽毛布団がCAさんによってかけられていた.
日本に近づいた時点で,「おなかすきませんか?」とたずねられたので,快食の「ふかひれラーメン」をオーダー.塩味でうまい.結局,搭乗中は食ってばっかり.
デザートのアイスクリーム.
チョコレートのカップにラムレーズン
間食用の”快食”でふかひれラーメンを頼む.
フカヒレがいっぱい
足を伸ばしてもこのとおり
成田まで順調にフライト.風向きの関係で侵入路が通常より変更.税関も問題なく通過.ここから成田エアポート快速で東京駅まで.こだまに飛び乗って夜帰宅.


学会報告というより,ファーストクラスの体験記となってしまった,ボルチモア+トロントの周遊でした(゚σ ゚)ホジホジ

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