HIROYUKI AIDA (PIANO)
会田 浩幸    
オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
(ON GREEN DOLPHIN STREET)
マイルスやエヴァンスのバージョンはあまりにも有名ですが、
この曲には“力”があるので、誰の演奏も聴きたくなる、そん
な曲の一つ。ここでも会田氏がソロピアノによる、ちょっと肩の
力が抜けた素晴らしい演奏を聴かせてくれます。普通にスタン
ダードを弾かないところが、彼の美学。
他のオリジナル曲も聴かせてくれます。
〔あなたと地酒と音楽と・第35号〕


MICHEL DE VILLERS (BS)
ミシェル・ドゥ・ヴィレール  
エブリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
(Everything Happens To Me)
弾き語りの名手、マット・デニスの代表作。
基本的に、ついていない男の唄で、ペーソスあふれる
デニスの歌唱が一番ですが、ここでの揺れるピアノの
音もなかなかのもの。ペーソスも揺れています。
〔あなたと地酒と音楽と・第34号〕


AKIKO (VO)
アキコ  
ガール・トーク
(Girl Talk)
「女はみんなおしゃべり、少しはぼくの話も聞いとくれ」と歌う
もともとは映画の主題歌。オスカー・ピーターソン初め、
ジャズメンが好んで取り上げることで、注目されました。
抑揚があまりなく単調に流れるメロディの曲だけに、表現
力を強く求められるむずかしい歌ですが、スイングしながら
段々と盛り上げていくところなど、確かにうまいですね。
〔あなたと地酒と音楽と・第33号〕


AKIKO OSADA  (VO)
長田明子 
マイ・ロマンス
(MY ROMANCE)
何といってもビル・エヴァンスの愛奏曲。また、
JAZZシンガーならプロアマ問わず誰もが歌っている
であろう超スタンダード。それだけに、いかに個性を
際立たせるか、というちよっと穿(うが)った聴き方を
してしまうのですが、拍子抜けするほど普通なんです。
むしろ、心を真っ白にして素直に歌うことが、
この歌の最良の表現なのでしょう。
〔あなたと地酒と音楽と・第33号〕


AARON GOLDBERG (PF)
アーロン・ゴールドバーグ  
ユーアー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ
(You Are The Sunshine Of My Life)
スティービー・ワンダーオリジナルの名曲ですが、ここでも
ユニークなアレンジが光ります。この、誰もが何百回と聴いて
いる旋律に、テクニックと言葉と精神の三要素を吹き込むことで、
彼独自の表現世界は見事に確立されています。
それは同時に、決して“大きな音”でなくても、伝わる事を
証明しているのではないでしょうか。
〔あなたと地酒と音楽と・第32号〕


MELISSA  WALKER (VO)
メリサ・ウォーカー    
アイム・オールド・ファッションド
(I'M OLD  FASHIONED)
ジェローム・カーン作曲の古いスタンダード。オーソドックス
に歌うのもいいですが、メリサのようにちょっとくずして歌うと
優しさだけでない、この曲の持つ新たな一面が覗けます。

〔あなたと地酒と音楽と・第31号〕


GIANNI BASSO (SAX)
ジャンニ・バッソ    
グルービン・ハイ
(GROOVIN' HIGH)
1曲目からガレスピーのご機嫌なナンバーで始まる、ビック
バンドの喧騒など微塵も感じさせない、ハッピーな演奏。
バンドのメンバーは、皆聞いたこともない人たちばかり
だけれど、きっとイタリアの実力者揃いなんでしょうね。ホーン・
セクションでのペット、トロンボーン、サックスのバランスが
素晴らしく、極上のアンサンブルとなっています。

〔あなたと地酒と音楽と・第30号〕

DUSKO GOJKOVIC (trumpet)
ダスコ・ゴイコビッチ    
ビー・マイ・ラブ
(BE MY LOVE)
もとはMGM映画の主題歌。キリー・スミスなどが朗々と
唄っているラブソングですが、インストでは歯切れの良い
テンポで演奏されることの多い楽曲。
ゴイコビッチは、イントロなしでいきなりテーマから入り、
いっきにまくしたてます。
〔あなたと地酒と音楽と・第30号〕

HIROYUKI AIDA (PIANO)
会田 浩幸    
ブルー・イン・グリーン
(Blue In Green)
マイルスの「カインド・オブ・ブルー」が初演のこの曲は、モード
ジャズの傑作として有名。ビル・エヴァンスのアルバムも決定
的名演ですから、ピアニストとしては一度はチャレンジしたく
なる楽曲なのかもしれません。落ち着いた中にも清冽な演奏
は、「つかみ」の1曲として十分にインパクトのあるものと
なっています。
〔あなたと地酒と音楽と・第29号〕

Ann Hampton Callaway (VOCAL)
アン・ハンプトン・キャラウェイ    
イージー・リビング
(Easy Living)
この曲名を翻訳サーフィンにかけると「簡単な生活 」と訳しま
す。詞の大意からすると「あなたのために生きるなら」でしょう。
ウィントン・マルサリスのペットが間奏で鮮やかに歌っていま
すが、アンの歌は表現力で負けていません。惜しむらくは、
二人が絡(から)まないこと。
〔あなたと地酒と音楽と・第28号〕

PINKY WINTERS (VOCAL) 
ピンキー・ウインタース  
風と共に去りぬ
(GONE WITH THE WIND)
映画とは全く関係のないスタンダード曲。女性シンガーの
ほとんどが歌っているのではないかと思われる曲です。
ここではミディアムテンポで表現することで、本来、失恋の
バラードであるこの歌の哀愁の部分を、さらりとした悲しさ
に変えています。
   〔 あなたと地酒と音楽と・第28号〕
ONE FOR ALL (SEXTET)
ワン・フォー・オール
スプリング・キャン・リアリー・ハング・ユー・
アップ・ザ・モスト
(Spring Can Really Hang You Up The Most)
実力派のヴォーカリストがよく取り上げるバラード。ここでは
バースは歌いませんが、イントロのピアノとホーンの対比が
秀逸。TS、TB、TP、の順にアドリブもまじえたソロは聴き
ごたえが有り、3管の華麗なハーモニーが、この曲の持つ
美しい旋律をきわだたせています。
   〔 あなたと地酒と音楽と・第27号〕

 
BGM - 【Donna Lee】
 M - Charlie Parker

Katayama Saketen