かたやま酒店          十六代九郎右衛門    湯川酒造店  長野県木曽郡郡木祖村薮原1003-1

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名古屋からJR中央本線の松本行きに乗り換え、約1時間50分の電車旅。かつて芭蕉が詠み、広重が描いた信州木曽街道。 その木曽谷の
奥深く、薮原宿の片隅に湯川酒造店はあります。酒蔵の立地は標高936m!「日本で最も星に近い酒蔵」というキャッチコピーも素敵です。
酒造期中の12月~2月頃にはマイナス18℃まで気温が下がるそうで、さすがに「酒は寒造りが良い」とはいえ、この条件では逆にモロミを
暖なければいけないという不利な 条件。そんな「酒造りにも適していない」「米作り にも適していない」土地で、創業は1650年より370年近くも
続いているのはなぜだろう?まさに銘柄名とおり十六代にも渡り、その土地で日本酒が必要とされてきたワケは何だろう?
それがこのお酒のテーマであります。

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生もと
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No1961(720ml)
十六代九郎右衛門 「□」純米2年熟成酒 生もと

標高936m日本で一番星に近い蔵から
素晴らしい熟成感と生命力を感じる味わい

標高が高い湯川酒造店では、米を蒸す際に沸点が低くなるため
どうしてもカラッとしたさばけのよい蒸し米ができにくく
酒質は柔らかく
ぽっちゃりとした早飲みのお酒になります。

それを克服するのが山廃や生もと仕込みです。
その2つの製法に絞り、長期熟成にもむく長野県産の金紋錦を
80%精米で使用し今年は2年目のお酒がリリースされました。
標高936m の地の利を生かした蔵内熟成より引き出された味わい。

まず両方ともヒネ香は全くありません。
生もとは、熟したリンゴや白ブドウ
ライチのような香り
(通常白ブドウなどは爽やかなイメージですが
熟した白ブドウというニュアンス)。
旨味と酸味のバランスがとても良く
感じられます。
 
山廃は、生もとより少し黄色味がかっています。
熟したリンゴや
バナナのような香りで
生もとよりもふくよかでより旨味を感じます。
ガス感は抜けて、より口当たりが滑らかで
優美な印象になっています。


生もとは花冷えからぬる燗
山廃は涼冷えから上燗までがお薦めです。

生酛スペック
 【アルコ-ル度数】17゜【日本酒度】+7【酸度】2.3【アミノ酸度】1.3
【原料米及び精米歩合】金紋錦 80%精米 2年熟成酒
 【720ml】1,850(税込)   

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