レストア  モデファイ 記録

メーターパネル&ダッシュボード 

カーステレオ取り付け 

エンジン、オーバーホール 

WEBER 換装 & セッティング  
オーバーヒート対策 
フットレスト取り付け     
ブレーキキャリパー交換
火災! そして復活
コラムスイッチ交換
フットレスト取り付け
メーターパネル&ダッシュボード
カーステレオ取り付け

ABCペダルと同じく スパルコ製のフットレストを取り付けました。
ペダルが全体にセンター寄りな事もあり、大きめのラリー仕様をチョイスしました。

フロアーマットがそのまま使える様に、少し隙間を開けて取り付けました。
取り付けアングルはアルミ板をカットして曲げて上の写真の様にタッピングビスで固定します。
フットレストをビスどめして出来上がり。
左足がすご〜く楽になりました。

内装がホワイトレザー仕様だったので、メーターパネル、センターパネル、ダッシュボード を同様に
ビニールレザーでラップしました。
( 元は木目 )

パネル全体をペーパー掛け後、レザーをゴム系
ボンドで貼り、裏側をホッチキスで仮固定します。
重石で圧をかけ1日程して乾いたらメーター穴を
開けて完成。

ダッシュボードも同様にレザーを貼りますが、
こちらは表側を先に貼り、乾いたら仮固定した
ホッチキスを外し裏側を貼ります。
乾いたらツマミを取り付けて完成です。

純正ラジオを外しカーステレオを取り付けました。
取り付け当時すでに 1DIN サイズでも CDが主流になりつつありましたが、そこはやはり アナログ趣味
としては迷わずカセットデッキを選びました。

取り付け面は薄い鉄板なのでデッキのパネルサイズに切り抜き、穴あきアングルでサイドから固定しました。

リアサイドパネルにスピーカーを取り付けました。
元々密閉型の小型スピーカーが付けられていまし
たが、飛び出しているので埋め込み型の12cm
フルレンジタイプに交換する事に。
パネルに丸穴を開けタッピングビスで固定しました。

← の状態のまま戻し、しばらくはそのまま聞いて
いたのですが、後ろが開いているせいか音質が
いまいちでした。
音の抜けが悪いと言うか、ボリュームの割にレベル
が低いと言うか、騒音に再生音が負ける感じでした。

そこで・・

ホームセンターで使える物が無いか探したところ
有りました、ありました。
植木鉢トレーが。
はめて見たらピッタリです。
フェルトを入れ正面からビスで固定し、パネルを戻
して完成です。
( パネルは前もって白く塗っておきました。 )

音の聞こえが前よりも良くなりました。

エンジン、オーバーホール
オーバーヒート対策
WEBER 換装 & セッティング
ドアノブ 修理

124 を所有して10年程たちました。
特にエンジン性能に不満が有る訳では無かったですが、20kmも走ればオーバーヒートが始まり、又オイル
の漏れもひどくなってきたので降ろしてオーバーホールする事にしました。

作業はジェミニでもお世話になっているモータース
にお願いをしました。


圧縮やシリンダー内部は問題無い様だったので
今回はピストンやピストンリング等の交換はせず、
買っておいたオーバーホールキットを使い
ガスケットとパッキンの交換及びウォーター
ジャケット内の錆び取り、タイミングベルト、
テンションアイドルプーリー、ベアリングシールの
交換をしました。

オーバーホールに次いでオーバーヒート対策をしました。
124 のウォーター周りは1800cc後期のタイプとそれ以前のタイプでサーモの位置が違います。
図1 が後期のタイプで図2 が前期のタイプです。
後期型は排ガス対策の関係でサーモが外付けになったらしいですが、何故この様に複雑な取り回しに
なったかいまいち理解不能です。
完璧にエアー抜きをしないとオーバーヒートしやすいとは聞いてましたが、どうもそこらへんが不十分だった
せいかラジエーターの上部のみが熱くなり、その為下部に付くサーモスイッチが働かず電動ファンも回らず
にオーバーヒートという具合でした。
前期型を所有されている方の話ではオーバーヒートした事がないとのことでしたので、それならば ・・・ ↓

図 1
図 2

前期のタイプに改造しました。

ウォーターアウトレットエルボーを外すと前期型の
名残でしょうか、サーモが乗りそうな淵が有りました。
サーモは1400cc用の外周を削り取り付けました。

この際ウォーターポンプも交換し、ラジエターも三層
タイプに張替えました。


アウトレットエルボーとホースをつなぐアダブター
を金型設計をしている友人に作ってもらいました。
(上図)
ラジエターとウォーターポンプを直結して完成です。


本来当たり前の事ですが、ラジエター全体が熱く
なり電動ファンも正常に作動する様になりました。
今では夏の渋滞時でもオーバーヒート知らずです。

ウエーバーキャブ IDF44 ( ダウンドラフトタイプ) に付け替えました。
アバルトラリー用マニホールドとキャブのセットを入手したのですが、リンケージが付いておらずどうしたもんか
と悩みました。

レースカー等を手がけるショップに相談したところ 
角パイプを溶接して作ってもらえる事に。 
ピロボールにシャフトを通し、扇レバー、スロットル 
レバーを取り付けた物が出来あがりました。 

キャブを取り付け、エンジンに組み付けましたが 
ここで又問題発生。 
ターンバックルが市販の一番長いタイプの物でも 
短く、スロットルレバーと引きレバーとの並行が 
とれずスロットル開閉調整がうまく出来ません。 
ワンオフで作るしかない様ですが、片側が逆ネジ 
のため先述の友人にランチと引き換えに作って 
もらいなんとかセッティングの段階まで来ました。 

付属のファンネルはネットが外せない為、手持ちの45DCOE 用のファンネルを取り付け2基の同調をとりました。 
シンクロテスターを使い、バランスアジャストスクリューを調整して同調をとりますが、合ってくるとエンジンの振れ 
がおとなしくなってきます。
アイドリングをアイドルスクリューで1500回転に合わせ、ミクスチャースクリューで1番回転数の上がる位置に 
各気筒の調整を行います。
一番締めこんだ状態から3回転弱戻したあたりが良い感じですが、ホースを聴診器の様に耳に当て各気等の音 
を聞き比べながら微調整をしました。  (この方法はヘインズのウエーバーマニュアルにも載っております) 

同調&スロー調整がだいたいとれたので、走ってジェットの調整をします。
3000回転位までの吹け上がりをチェック → 特に息つきも無く吹けも悪くないのでスロージェットはそのまま。 
3000〜6000回転位までをチェック → 良い感じに吹けます。 1キャブの時と比べてかなりトルクフル! 
元々このキャブに付いていたジェットは メイン140#、エアー190#でした。 

走行と各ジェットの交換を何度かした結果、今は メイン140#、エアー195# といった感じです。 

FIAT 124

火災! そして復活
エンジンが組み上がり、試運転を兼ねて近距離をドライブ中、エンジンルームより衝撃の火災発生!
幸い消火器で消し止め、なんとか丸焼けは免れたものの、又々長期入院 決定。
実は車両火災は今回で2回目。
前回はキャブのエアフィルターをスポンジ型のタイプに換えていたところそれにガソリンが染み込み発火したと
思われます。
その時は張替えが終わったシートを取りにシート屋さんへ来た時だった為、消火器をお借りして無事(?) 鎮火。

今回は古いイタ車に良く有りがちな配線のショートが原因の様です。 
ダメージは今回の方が大きく、アクセルワイヤー、クラッチケーブル、配線はもちろん リレー等の電装部品、
キャブレター、マスターシリンダー& フルードタンク等の交換又は修理が必要となりました。 
                                 
                              ↓

ケーブル類、キャブレター、マスターシリンダーは新品が入ったので交換しました。
フルードタンクはプント用を代用し、燃えた配線も電装屋さんと相談し、国産部品を使い配線し直しました。
苦労したのはマスターバックのチェックバルブが欠品しており半年近く探しました。
地元でフィアットを扱う「ガレージ・アクティブ」 さんで入手して頂きなんとか復活できました。

ドアノブ 修理

助手席のドアを開けようとしたところ妙な感触
だったので良く見ると、ノブの前側が浮いてました。
ナットが外れたと思い、早速内張りを外して見ると
ボルトが腐って取れておりました。  →

そこでボール盤で貫通ぎりぎりまで穴を開け、
3ミリのボルトの頭を落とした物を強力接着剤で
固定する事に。
強力接着剤は「クイックウェルド」を使用しました。
乾燥後ナットで取り付けをし、現在まで数ヶ月
経ちますが問題ないようです。

ブレーキキャリパー交換

ブレーキ類のオーバーホールをしました。
リアキャリパーはリペアキットを使用しオーバーホールをしましたが、フロントはリペアキットがすぐに無かった
事もありますが、FLMC のセールで安かった事もあり、キャリパーごと交換をしました。
又、ローターとパッドを タロックス製のスリットタイプとスポーツパッドに交換しました。
ローターは専用なのでボルトオンで交換可能です。

124で峠を攻める様な走りは普段あまりしませんが、
近くのスカイラインを走ってみました。
以前と比べると格段に利きが良くなり、安心感が増
しました。
ただしスポーツパッドのせいでしょうか、かなり
ブレーキ鳴きする様になりました。
又、初期制動が強く、ガツンと利く感じなので一般道
では少々乗りにくく感じます。
パッドはノーマルに戻しても良いかなと思います。

コラムスイッチ交換

ワイパーが動かなくなったので初めはモーターが悪いのかと思いましたが、テスターを当てたところ電圧が出て
ない為、配線を調べてみました。
コラムスイッチからモーターへ行く端子に電圧が出ていない為、原因はこれと判明。

ステアリングを外し、コラムスイッチを取り外しました。
コネクターを2つ外し、ステアリングシャフトに固定して
あるビスを外すと抜けます。
ただ、分解して修理するのは難しそうなので、新品
に交換する事にしました。

問い合わせをしたところ、124用は無いが、FIAT用
(車種不明)は有るとの事だったので写真を送り、
見て頂いたところコネクターの形状、全体のサイズは
同じと言う事なので送ってもらう事に。

届いた物を見比べてみるとやはり形状はほとんど
同じですが、コードの長さが7cmほど短いみたい!
取り付けてみると案の定、相手のコネクターに
届きません。
ダッシュ内のハーネスをばらし、取り回しを変えた
ところなんとか届き、一件落着。
ワイパー、ウィンカー、ハイロー切り替えをテスト
したら無事動作をしました。
しかし又ここで問題が発生。
ウィンドウォッシャーが動作しません。
と、言うよりウォッシャーのモードが無い!
しょうがないので別のスイッチをダッシュの下に
取り付けて修理完了。