H8年12月にメーカーから医療機関等に出された連絡です。特に携帯電話と医療機器、ペースメーカーの使用には注意して下さい。

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「体外式ペースメーカに関するお願い」

一携帯電話、小型無線機の院内使用を控えることについて一

目本医用機器工業会ペースメーカ協議会

携帯電話、小型無線機が体外式ペースメーカに影響を与えることがあります。携帯電話は医療機関屋内では場所により、持ち込まない、電源を切る、使用に当たり十分に注意を払う必要があります。体外式ペースメーカでは院内の携帯電話使用で影響(誤動作)を受ける場合があります。小型無線機(アマチュア無線機、パーソナル無線、トランシーバー等)についても、医療機関の屋内等及び医用電気機器の周辺で使用を控えることが必要です。小型無線機はハンディタイプのものでも携帯電話よりも出力の大きなものがあり、携帯電話以上に影響を与えることが考えられます。以上の状況を考慮され、不要電波問題対策協議会の「医用電気機器への電波の影響を防止するための携帯電話等の使用に関する暫定指針」に従い、小型無線機の院内使用を控える様、注意喚起をお願い申し上げます。・(院外においても植込み型心臓ペーズメーカにあっては利用者は誤動作を避ける為挑帯電話を植込み部位から22c旧以上離すことが必要です。小型無線機一アマチュア無線機一は携帯電話よりも大きな影響が考えられ、現在調査中です。)

解説

ペースメーカ協議会(目本医用機器工業会内)では、去る平成8年3月22日、暫定ガイドライン「植込み型心臓ペースメーカ利用者の排帯電話使用上の注意」を作成しました。これは、携帯電話が植込み型ペースメーカに影響を与える可能性があり、ベースメーカ本体の植込み部位から22cm以上離すことが望ましい、というものです。医用電気機器一般に対しては、不要電波問題対策協議会(学識経験者、関係省庁、電気通信事業者、関連工業会等で構成、会長:郵政省電気通信局長)において、平成8年3月29日、「医用電気機器への電波の影響を防止するための携帯電話等の使用に関する暫定指針」が出されました。ここには携帯電話と小型無線機について、次のように記載されています。

1、屋内における携帯電話の使用 

これまでの収集した国内の実験データ、海外での文献等を検討した結果、詳細な安全距離が明らかになるまでの間、医療機関の屋内においては、携帯電話から発射される電波により、医用電気機器が誤動作する可能性があるため、次のとおり措置することが望ましい。

(1)手術室、冠状動脈疾患監視病室(ccu)等

携帯電話を持ち込まないこと。

(理由)手術室、集中治療室、冠状動脈疾患監視病室においては、人命に直接かかわる医用電気機器が多数設備されているため。

(2)病棟内

携帯電話の電源を切ること。

(理由)病室において医用電気機器が使用されている場合があるほか、医用電気機器を装着した患者が病棟内部(廊下等)を移動する(又は移動している)可能性があるため。

(3)ロピー

携帯電話の使用lこ当たり、周辺の状況に十分に注意を払うこと。もし、付近で医用電気機器が使用されている場合lこは、電源を切ること。

(理由)携帯電話の所有者の周辺(隣室を含む)において、医用電気機器が使用されている可能性があるため。

2、医療機関の屋内等における小型無線機の使用

 小型無線機(アマチユア無線機、パーソナル無線、トランシーパー等)から発射される電波も医用電気機器に影響を与える可能性があるので、医療機関の屋内等及ぴ医用電気機器の周辺では、これらの無線機の使用を控えることが望ましい。

 排帯電話(ハンディタイブ)の出力は0.8W以下ですが、小型アマチュア無線機(ハンディタイプ)の出力はそれ以上あるものもあり、挽帯電話よりも大きな影響が考えられます。(注:ハンディタイプのアマチュア無線機は、挑帯電話と外観が似ているものがあります。)

 また、体外式ペースメーカにあっては人命に直接かかわる医用電気機器であり、装着者の心電図等がモニタリングされているとは思いますが、影響は避けられなけれぱなりません。不要電波間題対策協議会のもと、ペースメーカ協議会においてもその影響を調査中ではありますが、不要電波問題対策協議会より詳細な指針が出るまでは、以上のことを配慮の上、よろしくお願い致します。

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